1.1 現在の携帯電話通信方式





1.1.1携帯電話の現状

1.1.2日本の携帯電話通信方式

1.1.3現在の通信方式の問題点



1.1.1 携帯電話の現状



 現在私達は携帯電話で通話やメールをどこでも利用することができている。
しかし、それは日本の中でのことであって、一度日本の携帯電話を海外に持っ
ていくと通話をすることができなくなる。これは、日本と海外とで携帯電話の
通信方式が違うためであって、日本の携帯電話では海外の方式に対応していな
いため、日本の携帯電話が海外で通話をすることができません。

 通信方式とは各社の周波数帯に電波をのせられるようにする1次変調と、多
くの人が同時に通信できるようにする2次変調があります。

 ヨーロッパではGSM,アメリカではIS−54,IS−136、日本では
PDCという規格が定められ、それぞれ互換性がない。



1.1.2 日本の携帯電話通信方式



 日本では携帯電話の周波数帯としてDoCoMoとAU(旧IDOとDDI)
は800MHz,DoCoMoとJ−PHONE&TU−KAが1.5GHzを使用
しています。

 2次変調の多重化では、デジタル方式でTDMAという一人の人が使用する時間
をくぎることによって同時に多くの人が通信できるようにしています。(詳しく
は1.3 2次変調で)



1.1.3 現在の通信方式の問題点



 1.1.1の中でも述べたように現在の携帯電話は海外で使用することができない
ため、海外旅行や出張で海外にいくと、今持っている携帯電話が利用できない
ようになってしまっています。
 また、現在の通信方式では携帯電話の利用者数が多くなりすぎて許容量をこえ
てしまっていて、通話が通じなくなったりしてしまいます。また、現在の携帯電
話は通話としての利用だけでなく、メールやi-modeなどのデータ転送としての利
用が多くなってきている。今後は音楽配信や動画などより大容量のものを送信す
る必要が出てくる。今の通信方式ではこの大容量には対応できず、速度が遅すぎ
るという問題もある。