1.2 1次変調





1.2.11次変調とは?

1.2.2AM変調(振幅変調)

1.2.3FM変調(周波数変調)

1.2.4PM変調(位相変調)



1.2.1 1次変調とは?



 1次変調とは、携帯電話からの電気信号(ベースバンド波形)を無線伝送路
に適した形に変換する必要があります。これが1次変調です。1次変調には、
AM変調(振幅変調)(デジタルではASK変調)、FM変調(周波数変調)
(デジタルではFSK変調)、PM変調(位相変調)(デジタルではPSK変調)
のような変調があります。
 正弦波の波形の式は
   y(t) = A cos(ωt + φ) (1)
で表される。ここでAが振幅で、ωが周波数、φが位相です。この正弦波をベー
スバンド波形で変化させることによって変調を行います。



1.2.2 AM変調(振幅変調)



 AM変調(デジタル:ASK変調)では波形のあるなしでデジタル信号の「0」
と「1」を表す。つまり、正弦波とベースバンド波形の乗積によって変調するこ
とを、振幅変調と言います。



1.2.3 FM変調(周波数変調)



 FM変調(デジタル:FSK変調)では周波数の違う2つ正弦波を用意してその
2つでデジタル信号の「0」と「1」を表す方法です。



1.2.4 PM変調(位相変調)



 PM変調(デジタル:PSK変調)では正弦波の位相をずらすことによってデジ
タル信号の「0」と「1」を表します。デジタルは「0」と「1」の2つなので
正弦波の位相を180°ずらすことで「0」と「1」を表せます。つまり、正弦
波が正か負かによって「0」か「1」かを表します。