1.3 2次変調
1.3.12次変調とは?
1.3.2FDMA(周波数分割多重方式)
1.3.3TDMA(時間分割多重方式)
1.3.4CDMA(符号分割多重方式)
2次変調とは、同時に多くの利用者が通話できるようにする多重化のことです。
ゆえに、この性能によってどれだけの利用者が同時に利用できるかが決定されま
す。この変調にはFDMA(周波数分割多重方式)、TDMA(時間分割多重方
式)やCDMA(符号分割多重方式)があります。
FDMAとは、アナログ方式で使われていた方式です。各社に割り当てられた
周波数帯を利用者の人数で分割し、その狭い周波数帯を1人1人に割り当てるこ
とによって多重化する方法です。そのため、周波数が不足してくると利用者が通
話できなくなります。
TDMAとは、現在のデジタル方式携帯電話で利用されていて、利用者の人数
で時間を区切って、それを1人1人に割り当てることによって多重化を実現して
います。通常はフルレートと呼ばれる方式が使われている。しかし、日本では、
ハーフレート方式も利用されている。ハーフレート方式は周波数を有効利用でき
る方式ではあるが、音質がフルレートよりも悪くなる欠点を持っています。
CDMA方式は、上記の2つの方式のように、分割して多重化を行う方法とは
違い各利用者に符号を割り当て、その符号との拡散、逆拡散によって多重化を行
います。この拡散をスペクトル拡散と言い、符号は疑似ランダム系列が使用され
ます。この方法は逆拡散の時に雑音が除去されるためクリアな音声を送ることが
できます。(詳しくは1.5 スペクトル拡散で)