4.3 結論





 以上より、FCSRで生成されるl系列はm系列と比べると、周期も短く、
自己相関も大きくなってしまうため、スペクトラム拡散通信にはm系列の方
が向いていることがわかります。
 今後は、m系列をいくつか排他的論理和で組み合わせたGold系列のように
l系列をいくつか組み合わせた時の周期や自己相関がどのように成っていくかを
考えていくことで、スペクトラム拡散通信に使用できる疑似ランダム系列が生成
できるかもしれません。