1974年(昭和49年)1月16日(水) 放送

「寺内貫太郎一家」第1回
「てらうち、かんたろう」・・・石貫の表札の前で呟くこの台詞は、1回でオーケーがもらえたのでしょうか。

ミヨちゃんが新潟からやって来たというのに、寺内家は取り込み中。ひねくれもののおばあちゃんからは気にもとめないフリをされますが、他の家族はミヨちゃんを暖かく迎えてくれます。長女の静江が子供の頃から足が悪かったことを知り、一浪の受験生で、かっこよくてやさしい長男の周平には、いきなり好意を持ちます。先代から寺貫に仕える石工の岩さんからは、おばあちゃんが元々はこの家の女中だったことを教えてもらいました。貫太郎は機嫌が悪いながらもミヨちゃんが、朝ごはんがまだなことを気遣うやさしい一面を見せます。

ミヨちゃんがこの家に呼ばれてやって来たのは、家事手伝いのこともありますが、郷里が同じおばあちゃんの世話をし、話し相手になってあげる目的もあったようです。さて、この日から、ミヨちゃんの奮闘が始まります。

東京の谷中には、この石貫のモデルになったという石屋さんがあり、道幅や長さは違いますが、通りから路地に入る角にあり、ドラマのように石工さんたちの作業場が外から見えるようになっています。ただ、向かいは花屋さんではなく、お墓でした。

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