1974年(昭和49年)3月27日 (水) 放送
寺内貫太郎一家 第11回
この日の放送は、一部録画を交えながらの生放送。
全体の1/4が録画で3/4が生放送。そういうテレビドラマの原点の姿にチャレンジしてみようという久世プロデューサーの発案で実現したそうです。西城秀樹さん扮する周平が、なんとその日の朝刊を読むシーンがあり、事情を知らない多くの視聴者が驚きました。
美代ちゃんは、四角い小さなアンチョコを見ながら繰り返しリハーサル。間違えてはコツンと自分で頭をたたき、やり直していたそうです。悠木千帆さんは場をなごまそうとされたのか、出演者のモノマネをして皆を笑わせていたそうです。
結果は、なんとなく間合いが不自然なところもありましたが、言われないとそうだとわからないほどの出来栄え。出演者とスタッフの意気込みが感じられます。美代ちゃんはいつも通り、屋根の上で「しあわせの一番星」を歌ってくださいました。
この美代ちゃんが頭をコツンと叩かれた時には、ホントにミスしたという自覚があるということが、スタッフの間に知られていました。この日はNGの許されない日だったので、より真剣だったのでしょうか。こっそりとセットの隅でアンチョコを見ては台詞を暗記されていたとのことです。