1975年(昭和50年)8月8日(金) 放送
「あこがれ共同隊」 第10話

令子が経営するブティックRに、一人の女の子がやって来た。
試着室に入ると一番高級な洋服を着込み、そしらぬ顔でそのまま逃げ出そうとした。それを察したブティックの主任・剛太と令子が追いかけるが、万引きの犯人は車を運転して逃げてしまう。ところが、あわてて逃げたために畠山酒店の塀に突っ込んでしまった。
洋子と名乗ったその女の子は、デザインを盗もうとする落ちぶれたデザイナー黒川に踊らされていたらしい。畠山酒店には広介の作業場があり、広介は2階を事務所にしていた。洋子の起こした事故で、広介の染料や生地が台無しになってしまったが、広介は、「黒川っていう人は、彼女にあの洋服を着せてやりたかったんじゃないかな」と洋子をかばう。そして洋子の身元引受人にまでなってやる。
恩を感じた洋子は、車を売って広介の染料や生地を弁償することに。広介のやさしさに心打たれ、洋子は曲がった道から立ち直るきっかけをつかむ。
戻る