1975年(昭和50年)11月5日(水) 放送
「寺内貫太郎一家2」 最終回
おばあちゃんと貫太郎が喧嘩して、勢い余って貫太郎に突き飛ばされたミヨちゃんは、いつになく本気で怒りだし、お手伝いをやめると言い出した。
このところ何かと反抗的で、ミヨちゃんにはなにやら事情があるようだ。実は故郷で養女になることが決まったのだが、涙を見せて寺内家を去るのがいやで、わざと喧嘩でやめたことにしようとしたのだ。
大助の祝いを兼ねてミヨちゃんの送迎会が寺内家で開かれた。いっぱい意地悪もされたが、ミヨちゃんを一番理解し仲が良かったのはおばあちゃんだった。
その夜、まだ上野発の列車には時間があると思った皆は、ミヨちゃんがまだ部屋にいると思いこんでいたが、ミヨちゃんは書置きを残し一本早い列車で去っていくのだった。
ミヨちゃんが、思い出を偲び「寺内貫太郎」の表札に深々と頭を下げ、ひとり石貫を後にしたことを誰も知らない。
事に気付いた一家はあわて、貫太郎はおばあちゃんを背負い上野駅へとミヨちゃんを追いかけるが・・・。
明日からは、ミヨちゃんのいない寺内貫太郎一家の生活が始まる。