こういう良い歌は、ぜひ後世に残したい。
また、若い世代の人にも、かつて浅田美代子さんがこういう歌を歌っておられたということを知ってほしいものです。
1974年(昭和49年)の明星2月号と3月号で募集され、みんなで作った美代ちゃんの歌です。記録しておくという意味から、応募総数155,122通の中から選ばれ、同誌の同年5月号で発表された入選作を引用させていただきます。

朝のひとりごと

さわかやでしたか　けさのめざめは　
楽しかったですか　ゆうべの夢は
青空の下でふたり　思いきり　走った　あの日のことは　
いつまでも　あなたと私の　夢であってほしいと　
願っている私です

覚えていますか　過ぎた一日を　
忘れてしまったのですか　私のことは
なにも変わってない私　あなたのことが　忘れられなくて
あの日のことを　いつまでも　私の胸に　強く残しておこうと　
思っている私です

冒頭の2行をモチーフに、安井かずみさんが実際の歌を作詞されました。
この素晴らしい原詩を書かれたのは、当時高校2年生の柳生武彦さん。
この方に会ってみたいです。