香川 さぬきうどんの旅
6/1〜6/6 (5泊6日)



6月1日(日) 初日



本場香川のさぬきうどんの食べ歩きのために 綿密なスケジュール をたてた。
いろんなネット情報や情報誌などでつもりつもった想いを胸に抱えついに決行する日がやってきた。

昨日まで季節外れの台風が来ていて予定通り出発できるか心配だったが
台風も通り過ぎて旅程中はずっと晴天に恵まれると天気も協力してくれた。

香川のうどん屋さんはとんでもないところに名店がたくさんあるらしい。
今回はそういった名店もいくつか予定に入れてある。
     
普通ならお店を探すだけでもひと苦労なのだそうだが
ボクの車には強力な助っ人DVDナビくんがついているのだ。


正午に出発する予定だったが待ちきれず早々に出発。 
 



       
10:30  出発


 多治見I.C 〜 宝塚I.C 13:30着   5,050円


今日は高松まで行ければいいので節約も兼ねて宝塚I.Cで下りて、
一般道でフェリー乗り場である宇野港(岡山)を目指すことにした。



 西宮有料道路     250円

宝塚I.Cで下りて神戸市内から姫路城を廻って行こうと思ったのだが
ナビに任せていたら山間道路で岡山へ向かっているので西宮有料道路を通って迂回。




 
マクドナルド舞子公園店で   遅めの昼食    15:00頃

ここのマクドナルドは鳴門大橋が一望でき小休憩には最高のロケーション



19:30 
本四フェリー  宇高〜高松 2,500円

本当は宇高フェリーにのるつもりだったが割引乗船券を売っているコンビニで本四フェリーの
切符しか置いていなかった。値段はどちらも同じで4m以下の普通車で2,500円。約1時間で着く。




21:00 
やしま第一健康ランド   2,625円

到着が遅くなったため健康ランドのなかで食事をしようと思ったが
明日に備えて夜の食事は抜いて温泉にゆっくり浸かり運転の疲れを癒すことにした。   

さて、温泉に充分に浸ったボクは映画でも観ながら寝ようとシアタールームに場所を取った。
しばらくすると、なにやら『ギシギシ』と前の席から聞こえてくる。これがとんでもなくうるさいのだ。

ボクもいびきをかくだろうからここはおとなしく場所を移動することにした。
30分くらい寝ただろうか、またまた違った音色の歯ぎしりで目が覚めてしまった。

        
ええかげんにせー!歯ぎしりする奴はここにくるなー!と心の中で怒鳴ってやった。
あまりにもうるさいのでマクラや毛布を投げつけてやったが、これがぜんぜん起きないし歯ぎしりは
さらに増すばかりだった。結局寝るのをあきらめ夜中の3時ではあったが気分直しにお風呂に入ることにした。

(余談)    歯ぎしりしているときって、体をもがいてるんだよね。                         
        あんな音が出るなんて歯に相当力が入っているんだろうな。歯が丈夫な証拠だと思った。






6月2日(月) 2日目



  
   7:40 中西                   ひやつけ   180円

記念すべき本場さぬきうどんの1件目は朝早くからやっている中西。
はじめてで、注文の勝手もわからず冷たいつけをたのんだ。
あっさりしたいりこだしのつゆ こしはしっかりで  ★★★ 




  
入り口                       看板
  
8:10 穴吹              ひやあつ 100円

2件目はナビがなければきっと見つけられなかっただろう穴吹
聞きしに勝るところで右上の写真にある看板しかでていない、道も細く小型車でないと厳しい。
実際、店の壁には穴吹製麺所と大きく書いてあるのだが、字が消えてしまっていてまったく見えないのだ。
こしは弱かった 汁は見た感じよりは薄味  ★★★




  
正面                         中庭
  
10:00 うどん本陣家山田家           ざるぶっかけ  530円

すごくりっぱな白壁に囲まれた旧家で料亭のような雰囲気。
当日奥の座敷のほうに雑誌の取材が来てざるぶっかけの写真を撮っていた。
お店の雰囲気もさることながら、麺のこし・つやはGood! ★★★★




  
  11:20 大円                 ぶっかけ 290円

ぶっかけといえば大円!なのであるがボクが食べた時は麺はイマイチだった。
でも、かけ汁はいりこ風味のとても美味しい汁だった。                 
ナビでもすぐに発見できないほど見つけにくい場所。   ★★★
           

一人で店に入りうどんの写真を撮るのはちょっとはずかしい。
特に小さな店内に客がボク一人であとは数人の店員さんだとね。(大円で思う)





ナビの画面

このナビの画面(ちょっと分かりにくいかなぁ〜)高松市街でうどん屋を
検索すると、どんぶりマークだらけです。いかにうどん屋さんが多いかおわかりでしょう。




  
11:40 松屋                  ひやあつ 150円

ほんとに小さなお店であるが昼時とあってサラリーマンがひっきりなしに入ってくる。
おばちゃんに『太いのん?細いのん?』と聞かれ太いのんをもらう。          
麺はこしがしっかりほのかな小麦のかおりもよありかけ汁もおいしかった。 ★★★★★ 




15時過ぎに本日の宿 高松国際ホテル にチェックイン

ここは自転車を無料で貸してくれるのでたいへん助かる。高松市内のお店へは自転車が便利。
ホテルから15分くらいで市内のアーケード商店街に行ける。                       




  
19:00 讃岐家                  なめこおろし 510円

お店の外観、店名はごくごく一般的であるがここのなめこおろしは最高!
こしのある麺、かいわれ大根の辛味と食感、なめこの食感、かけ汁は柑橘類の酸味
それぞれが相まってとにかくうまい!コンビネーションに感動した。  ★★★★★
  



  
  20:00 五右衛門店内                カレーうどん 600円 

飲み屋街のビルの一階、一杯ひっかけたお客さん相手の店のようだが
カレーうどんといっても麺にこだわっているのがよくわかる。ただの飲みすけ相手のうどん屋さんでない。
こしがある麺で和風だしのカレーうどんはいける。  ★★★★★






6月3日(火) 3日目



  
    7:40 さか枝                     ぶっかけ 160円   

高松市街のオフィス街のなかにあって店の前をサラリーマンがひっきりなしに通っていく。
店内は出勤前のサラリーマンで溢れている。香川の人ってやっぱり朝からうどんなんだと実感した。
こしはあるが汁はボクには薄く感じられた。でも近所にこんな店があったらしょっちゅういくだろうな。 ★★★



  
   8:10 さぬき麺業                      かけ 150円     

アーケード商店街にあり車を止めるのに苦労したが、開店前のお店の駐車場を拝借。
速攻で食べて戻った。その時間、約5分 すばらしい!  汁は薄め ★★★       




  
  9:00 四国村 入場料 800円               かずら橋         

次の予定のわら家の開店まで1時間程あったのですぐ隣にある四国村に入った。        
四国各地から移築された民家31棟が当時(半世紀から1世紀くらい前かな?)のままの姿で
復元されている。入ってすぐのかずら橋を渡るのはひやひやものでした。             

昔のひとの知恵や工夫って素晴らしなと思った。ぐるっとひと回りしてちょうど1時間くらい。




  
入り口                          店内

10:00 わら家    ざる 410円

お店はわら家の名前通り藁葺きの建物。外は日差しが暑かったのだが店内はここちよい風が通り抜けここちよい。
四国村の観光客相手のお店なのかもしれないが麺のこし、つけ汁はボク好み。 ★★★★★



  
11:10 あたりや               ひやひや 250円

パチンコの駐車場が入り口で1階下りたところにお店が建っている。
麺のこしはしっかりで噛みしめると小麦粉の香りがよかった、汁薄め。  ★★★ 



  
11:40 田井                   ざる 310円

昔、下町によくあったお好み焼き屋さんがここ香川ではうどん屋さんなんだと思う。
お店の主人とお客さんとの距離がなく世間話をしながら作ったり食べたり。 ざるの汁は醤油味がつよい。 ★★★




13:00 やすらぎの郷 四国健康村

早々に食べ歩きを切り上げ、本日の宿泊先である四国健康村に入った。
先日の健康ランドのつらい経験が覚めやまらないうちに不安を抱えてのチェックイン。

今月は市川千太郎劇団公演があり平日の昼間なのに駐車場はいっぱいだった。
おじいちゃん、おばあちゃんがどっと押し寄せてきて盛況なのだ。ボクは芝居には興味は無かったが
時間を持て余していたのでお年寄りに混じってちょっと芝居を観させてもらうことにした。
 う・う・うん・・・なかなかいいじゃん!   
よっ!千太郎!って感じ。

自分も歳をとったせいか、芝居をする姿に感動!!
また機会があったらかならず芝居を観ようと思った。


そうそう夜は歯ぎしりマンはいなかったのでしっかり寝ることができた。





6月4日(水) 4日目




  
 8:20 蒲生                   かけ(100円)+あげ(70円) 

ここもわかりにくい場所にあることで有名なお店。だがナビのおかげですぐ見つかった。
香川でのうどん食べ歩きはオリエンテーリングみたいにお店を探し出すのも楽しみの一つなのだろう。

大きなあげがとても美味しかった。天気のいい日は外のテーブルで食べるとまた格別! ★★★



  
8:45 彦江                     ひやつけ 130円

様相はうどん屋じゃない・・・製麺所だからこんな感じなんだとようやく実感。
やさしそうな夫婦2人でやっている。 奥さんのうどん玉の手さばきがすごかった。
こしはしっかりでかための麺    ★★★



  
         
9:30 なかむら          あついん(100円)+ちくわ天(100円

裏の畑でお客がネギを取ってきて自分で刻んでいれることで有名なお店
ここは細い道を通ってスレスレの角を曲がらなければ行けないとあったが堤防沿いの道がオススメ。
こしはあまりなかった。1本揚げのちくわ天がとても美味しかった。  ★★★     



  
10:00 讃岐の里                 しょうゆかけ 280円

お店の名前といい、店構えといいごく普通である。
しかし麺のこし、つやがありのどごし最高。あなどれないお店  ★★★★★
セルフの店をやるならこんな店づくりがいいかな。



  
  11:00 国分寺ジャンボ                 釜揚げ 300円    

麺はやや黄色味を帯びており釜揚げでもじゅうぶんこしがある。
汁も懐かしい味でよかった。 ★★★★



  
11:30 おか泉                  生しょうゆ 400円

昼時で超満員。みんな人気の冷天おろしを食べていたがボクひとり
生じょうゆだった。人気がうなずける、見た目もおいしそう。  ★★★




12:00    ひやぶっかけ 

本日最後の店であったが量がふつうの2倍はありそう。
店内には食べ残し禁止の札、もうお腹がはちきれそうだったが無理やり押し込んだ。
麺は細め、味はお腹いっぱいでほとんどわからなかった。値段も忘れてしまった。



4日目の宿  湯元さぬき瀬戸大橋温泉瀬戸内荘

夜8時からホテルのマイクロバスで瀬戸大橋の夜景が見渡せるスポットに連れて行ってくれる。(無料)





6月5日(木) 5日目



  
        
8:30 宮川                かけ(120円)+てんぷら(90円

3日間の食べ歩きで胃袋も拡張しただろうとかけとはじめててんぷらをとって食べた。
今回はすこしでもいろんなお店を廻りたくててんぷらやおでんには敢えて手をつけない方針だったのだが・・・。
おばちゃん1人でやってた。麺のこしはしっかり。  ★★★★



  
   
入り口                     厨房で主人が麺を包丁切り

8:50 宮武    ひやひや 230円

超有名店宮武、ちょうどこの日の夜に『どっちの料理ショウ』のTVにご主人が出ていた。
ボクが行ったときはお店はすいていたが、翌日店の前を通ったら長蛇の列ができていた。
こしが充分あり手切りのためかちょっとねじれがある特徴のある麺。汁は甘めだがおいしい。 ★★★★



  
9:10 水車                       ざる 400円

この水車は国産小麦にこだわって使っている店。
確かにひとくち食べた瞬間に他とは違う風味(小麦の風味)が口全体にひろがる。
食べ慣れないためかボクにはちょっと・・・  しかし麺は細めでもこしがあり、つけ汁もおいしい。 ★★★



  
9:40 山下                   ひやぶっかけ 250円

ここで宮川のてんぷらが胃に利いてきた。ここの麺はこしがしっかりで固めなので
余計に胃に応える。 この麺なら店の看板にある釜揚げのほうもおいしそう。  ★★★



  
10:10 小縣家                釜揚げ 400円

小縣家はしょうゆが有名だがつめたいのは食べれそうになかったので釜揚げにした。
こしのある麺であったが、つけ汁は釜揚げにはちょっと薄かった。   ★★★



  
10:40 やましょう                ひやかけ 170円

本日最後の1杯ということで力をふりしぼってひやかけを注文。
ひゃ〜小を頼んだのに大盛だよ。死ぬ思いで食べきった。もう食えましぇ〜ん。。  ★★★



  
参道                         御本宮まで785段

これは御本宮ではなく手前の旭社

昼からは金刀比羅宮を参拝


さぬきのこんぴらさんと呼ばれ、海の守護神として親しまれており
御本宮までの石の階段は有名。御祭神は大物主の神で崇徳天皇を合祀しているとのこと。

はちきれそうなお腹を抱え785段を登りきった。
ボクは今年本厄なので御本宮で手を合わせ厄払いをお願いした。



今宵の宿は こんぴら温泉湯元八千代

和室の部屋だったので今回でいちばんくつろげた宿だった。
屋上には混浴の露天風呂があり琴平の町が一望できる。  





6月6日(金) 最終日



  
表通り                        縁側
  
9:00 山越                          釜玉 140円

今日は有名店のオンパレード、まずは山越(やまごえ)
ここの釜玉は超有名、確かにおいしいけどそれ以上は無かった。
釜玉だと麺の本当のよさがわかりにづらい。次回があれば違うものを食べたいな。 ★★★



  
9:30 田村                  かけ(あついの) 100円

この名店のうどんがこの値段で食べれるの?申し訳ないって感じで大満足
開店時間を過ぎるとぞくぞくとお客がやってきた。      ★★★



  
10:00 長田                      釜揚げ

麺は太めでこし、つやがいい。この太さは釜揚げにはとってもあっている。
見るからにおいしそうなうどん。     ★★★★★        



  
10:10 山内                    かけ 250円

秘境中の秘境だが有名人も大勢来店しておりサインがたくさん貼ってあった。
ボクが行ったときは麺にこしがあまりなくちょっと残念だった。  ★★★     



  
入り口に向かう坂                   厨房
  
  
11:00 谷川米穀店                 あついの+卵 130円

東京からの観光バスが来ていて店内は混雑していた。             
おかわりをする人がずいぶんいた。 一番訪れてみたかった谷川米穀店に来れてよかった。
卵は迷ったがやはり入れてしまった。薬味の唐辛子はうどんによく合っていた。 ★★★ 



  


12:30 はなや食堂  かけ 150円

予定にはなかったが、地元のTVでたまたま紹介されていたので急遽立ち寄ることにした。
てんぷら類がとてもおいしそうだった。 麺に小麦の風味があり国産小麦も使っているようだ。
見た目がおいしそうで参考になる店だった。   ★★★★



13:30 高松港より宇高フェリーに乗り宇和港へ


帰りは岡山I.C〜多治見I.Cまで高速道路利用  7,800円


19:30頃  自宅に到着






今回の旅行で食べ歩いたお店は ・・・ 31件

    うどん代金は      ・・・ 全部で7,800円  

※   各うどん屋さんの★印はあくまでボクの個人的評価であって食べた時間、順番、メニューでも      
        変わってくるもので、今回限りの評価です。決して★3つのお店が★5つのお店に劣るというものではありません。
今回食べ歩いたお店はどこも人気店なので当然はずれはありませんでした。