犬の妊娠について
犬の妊娠期間はおよそ2ヶ月(60〜63日間)です。
交配20〜21日目頃、受精卵が子宮壁に着床するので ”つわり現象”=食欲不振、
嘔吐などが現れることもあり、乳腺も発達し始めます。
交配35日目頃から腹部が少しふくらみ始め、乳腺はさらに発達します。
50日を過ぎた頃より腹部の膨らみが目立ち、膀胱を圧迫するためおしっこの回数が
多くなります。
妊娠の確認については、交配後23日目頃より超音波検査で診断が可能ですが、
大型犬の場合、わかりづらいようです。 メグの場合も35日目にようやく確認できま
した。
50日を過ぎると、レントゲン検査で胎児数も知ることができます。
前半1ヶ月までは、いつも通りの食事でよく(あまり早くから栄養過多になるとかえってマイ
ナス) 2ヶ月目になると急速に胎児が大きくなり始めるので、次第に食事量を増やす必要
があります。
妊娠40日目で2割増、50日目で3割増が目安です。
胎児の発育に連れ、膨らんだ子宮が胃を圧迫するようになるので、食事回数を1日3回位
に分けて少しづつ与えると良いそうです。
量だけではなく、質にも注意が必要で、妊娠期間から授乳期間にかけて母犬を弱らせな
いためにも必要な栄養素をバランスよく満たしてあげなければいけません。
市販の総合栄養食のドッグフード+牛乳+卵黄+レバー(少量)
(ただし牛乳を飲んで下痢をする子には、スキムミルクあるいは犬用ミルクがよい)
メグの出産・子育てに当たっては、下記の本を参考にしました。
詳しくお知りになりたい方には一読をお薦めします。
特に 「ゴルビーのお産」は、同じゴールデン・リトリーバーの
出産物語ということもあり、バイブルのように何度も読み返しては
参考にさせていただき、とても助かりました。
『イヌの繁殖と保育を知る本』DOG Series 6 モンキーブックス刊
『ゴルビーのお産』 鳥取絹子著 青山出版社
『犬のお医者さん』 小暮規夫監修 主婦と生活社