二十一くんのつぶやき #2

俺には、人の道を外れた姉上がいる。

俺、山本二十一には、姉上がいる。
姉上の名前は、リセット・カラー。
とんでもない、人でなしである。
何? 人でなくて、カラーだって?
人の揚げ足取って楽しいか?
ほう、切腹したいのか?
切腹したいんだな?
よしよし、わかれば良いんだ。
俺は、親父と違って心が広いから、特別に許してやろう。
では、話を戻すぞ。
俺の姉上、リセット・カラーの話だ。
この姉上、見た目は最高である。
元々、美女しかいないカラー族、その女王パステルさんの娘である。
見た目が良いのは当然である。
空色の、腰まである長い髪の毛、鳶色の瞳。
そりゃあもう、美少女である。
立てば芍薬、座れば牡丹──そんな感じである。
しかしである。
歩く姿は、百合の花じゃなく、ブルドーザーにたとえられる。
黙っている分には良いが、口を開けば、壊滅的な性格の悪さが隠せなくなる。
行動すれば、破壊を伴う。
まあ、そう言うわけだ。
おまけに……ここからが本題である。

この姉上、人の道を外れているのである。
カラーだから、じゃなくて、この姉上、何を考えているのか、将来の夢は、
「パーパの子供を産む」
事である。
パーパ。
即ち、実の父親であるランスの子供が欲しいというのだ。
ほら、見事に人の道を外れているだろう。
困ったことに、この姉上の母親であるパステルさんも、
「ランスの精液ならば、完璧ですね」
と答える始末。
道を誤った娘を咎めるどころか、応援しているのだ。
全く、カラーは理解できない種族である。
まあ、外道の子供は外道、そう言うことでは、筋が通っているかも知れない。
勿論、俺は、別だ。
俺は、グレートな人間であるから、親父や姉上とは違うのである。

まあ、そんな困った姉上であるが、たまには良いこともするのである。

続く

[BACK] [INDEX] [NEXT]