美濃のマーヤンと駿府のフーさんの いけいけ珍道中
北アルプスの象徴といっても過言ではない。登山者垂涎の的であり、美しい鋭鋒である。

 山岳県長野のほとんどの山から槍ヶ岳は望めるといってもよく、じっさい登山者たちは遠望で小さな槍であっても“あっ槍が見える”と口にする。他の山を圧し天空を突く槍の姿は登山者の心にしっかりと刻み込まれているのだろう。  

とはいえ、昔とて人々の目にとまらぬはずはない。文政6年(1823年)、越中の念仏僧播隆上人は信仰登山で飛弾の笠ヶ岳に登った。目前に聳える槍の姿に感動し、5年間登高欲を抱き続けたのち槍沢から初登頂に成功、仏像を三体安置したという。 

 ヨーロッパ・アルプスのマッターホルンにも似たこの山は、日本アルプスの名付け親、英国人W・ガーランドが明治11年(1878年)に登り、かのW・ウェストンの登頂は11年後である。二人の登頂ののち近代登山の心躍る対象として槍ヶ岳は拓かれていった。

地理的に北アルプスのすべての尾根は槍ヶ岳に集中しているといわれる。逆にいえばすべての山の起点ともいえ、心情的に純粋な山への憧れのスタートとして、こんなにふさわしい山はない。
奥飛騨温泉郷は、槍・穂高連峰・乗鞍岳・岐阜県の単独最高峰の笠ヶ岳の名峰に囲まれています。

これらの山々は北アルプスとも呼ばれ、中部山岳国立公園としても知られています。

北アルプスは多種に渡る高山植物や高山ならではの動物など貴重な自然に満たされています。
新穂高温泉の宿、シャーレ穂高は北アルプスの麓にあり、大自然に囲まれた最高の場所です。春は新緑、夏は避暑地に。秋は紅葉、冬は露天での雪景色を楽しんでみては如何でしょうか。

また、景色を眺めながらの天然温泉の奥飛騨温泉郷の貸切露天風呂をお楽しみくださいませ。 新穂高温泉は、岐阜県吉城郡上宝村に所在する、新穂高連峰の西側、蒲田川と高原川の合流点から上流に向かってある温泉地で、平湯、福地、新平湯、栃尾、新穂高を総称して奥飛騨温泉郷と呼ばれ、国民保養温泉地に指定されています。

新穂高温泉は穂高連峰の登山客に昔から親しまれてきた温泉であり、奥飛騨温泉郷の最も奥深くに存在する温泉ですが、新穂高オ温泉は源泉が異なった温泉が数多く自噴し、豊富な湯量を誇っています。

 近くには東洋一の規模を誇る新穂高ロープウェイ(全長3200m)があり、空の青さと残雪の白さが織り成すコントラストの美しさと、大自然のパノラマもお楽しみいただけます。是非お立ち寄りの際は、新穂高ロープウェイ山頂駅展望台から素晴らしい自然美をご堪能下さい。

西穂高岳にかかる全町3200m、高低差139mのロープウェーは東洋一、世界第二位の規模。標高2156mまで2区間を標高差1040m程の急斜面を登る。途中、ロープウェーの中から槍ヶ岳が見え、終点の千石平の展望台からは、雄大な奥穂、西穂高岳が目のに見ることができる。西穂山荘まで1時間半。

 
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