D-CRYSTAL COAT / PLATINUM-BLACK (ディークリスタルコート/プラチナブラック)




そもそも、ディークリスタルコートとは?

元々は道路橋脚の鉄骨用の塗料で、20年間再塗装なしで保護・維持する目的で開発された 『ガラスコート素材』 をさらにクルマ用に開発されたコーティング製品。
ちなみに、数年前の常識では 『あり得ない素材だった』 とも言われているようです。

詳細は、D-CRYSTAL COAT をご覧ください。


施工前は、シャンプーを使用せずに水洗いのみだったため、手洗い洗車時の細かいキズやタオルキズが目立っていました。
特にボディが黒なので、余計に細かいキズや油膜が目立っていたのでしょう。
ちなみに、一般的なコーティング施工車に市販のシャンプーを使用すると、コーティングされた薄い被膜まで剥がれる恐れがあるため注意が必要です。



施工後  【 ディークリスタルコート / プラチナブラック 】 車を引き取りに行った際にお店の車庫に置いてあった愛車を撮影したもの。







さすがに施工後なので、すべての面で輝きと光沢の深みが感じ取れ、まさに贅沢な輝きと言っても過言ではないでしょう。
特にブラックボディにプラチナブラックを施工したため、色の深みや瑞々しさが強調されているのも素敵です。
また、施工ヶ所がボディの他、ホイールとナンバープレートにもDCCコーティングされているため、ブレーキダストによるホイール 汚れとナンバープレートに付着する虫の死骸などが、これからは簡単に拭き取れるみたいです。







【 ディークリスタルコートの種類 】 

GOLD (ゴールド)
一般的なガラスコーティングが膜厚0.25ミクロン前後に比べ、平均膜厚5ミクロンと約20倍ほどの厚さのコーティング層を持つゴールド。
この膜厚により保護されるボディーは、チリやホコリはもちろん、鉄粉や酸性雨・ガソリン等の有機溶剤の攻撃もものともせず、永きにわたり艶やかな光沢。

PLATINUM (プラチナ) & PLATINUM-BLACK (プラチナブラック)
ゴールドの更に2倍の膜厚を持つプラチナ。
2013年にフルモデルチェンジし、その10ミクロンにまでなるガラス層により包まれたボディーは、色の深み、瑞々しい艶・光沢を持ち、車両の存在感を変えてしまうほどの力を持っている。
さらにプラチナには淡色車用のスタンダードと、濃色車用のブラックが用意されており、淡色車には光沢や艶を重視し濃色車には色の深みや瑞々しさを強調するよう使い分けをすることで、その車両カラーに合わせた最高の仕上がりを実現。

ETERNA (エテルナ)
15ミクロンにまでなるガラス層は、絶対的な膜厚を形成するための下地層と、光沢・艶を形成する仕上層の2層。
更に、使用するコーティング液剤は、自動車メーカーによる油性・水性塗装をくまなく研究した設計により、塗膜性質に良く馴染み、最高のボディー発色と共に、目を引くほどの瑞々しい光沢を保ち続ける。
プラチナ・プラチナブラックの特色を併せ持つ、まさに、DCCコーティング最高の仕上がり。






【 付属のメンテナンスキット 】
専用のメンテナンスキット(左)と別売のDCC専用の洗車用シャンプー(100倍希釈用)


付属のメンテナンスキットには、100倍希釈用の専用シャンプーと必要な時だけに使用するイオンコーティング液、そして、洗車用のスポンジと100%のマイクロファイバークロス








【施工するために剥がしたボンネットストライプ】




また、本施工に伴い、既存のボンネットストライプをはじめ、トランクなどボディに張ってあるすべてのシールを剥がす必要があったため、施工後はストライプのないMINIロードスターになってしまいましたが、このパターンも以外に良いかな? とも思っています。
良く考えたら、MINIロードスターのほとんどがセンターストライプ仕様なので、逆にストライプのないMINIロードスターも良いかも?
まぁ、その内に気が向いたら別のデザインのストライプを貼ろうとも思っていますが、施工後は完全硬化まで約1〜2ヶ月ほどかかるため、すぐには張らない方が良いとの事なので、じっくりと考えようと思っています。








【今までのボディコーティングの評価...】

以前、トヨタ車に乗っていた時はディーラーが勧める 『CPCペイントシーラント』 だったので、MINIロードスターの時からは敢えて別のコーティングをしてみました。
MINIハッチバック(R56)までは、『CPCペイントシーラント』(注文書に印刷されている名称は、CPCコーティング3HB)で、施工費が45,150円でした。
MINIロードスター(R59)からは、『ボディコーティング』(注文書に印刷されている名称は、B/コーティングMINI)で、施工費が48,600円でした。

中央自動車工業のCPCペイントシーラントは保証期間が5年で保証期間中、年1回の定期点検(無料)を受けることにより、以降1年間を保証するもので、光沢と輝きなどは保証期間5年と謳っていますが、せいぜい1年持てば良い方かな? って感じでした。
一方、B/コーティングMINIは、保証期間は不明でMINIロードスターの納車日に合わせて施工していただいたため、納車から半年経過後、さらに綺麗な状態を維持するために初回費用の半額でメンテができる旨の案内がありました。
つまり、施工したB/コーティングMINIも寿命が1年程度なのかどうかは不明ですが、半年ごとに塗り重ねると輝きが持続できるからと言われました。
ちなみに、半年ごとにかかる料金は初回の施工費の半額にあたる24,300円、年間維持費として48,600円がこれから毎年必要になります。

製造終了になったMINIロードスターをこれから長く乗り続けるためにもボディコーティングは欠かせないのですが、仮にB/コーティングMINIをこれから半年ごとにメンテした場合、5年間にかかる費用が総額で267,300円、仮に10年間乗ったとしたら510,300円にもなります(汗)

そこで、納車から半年が経過し、塗り重ねるメンテをするか否か悩んでいた時に、たまたま? 雑誌で見かけた、『D-CRYSTAL COAT / PLATINUM-BLACK (ディークリスタルコート /プラチナブラック)』 の記事に興味を持ったのが始まりでした。
施工価格は予想以上に高かったのですが、一般のコーティングより優れている点が多い事と、実際に4年前にプラチナブラックを施工した車を拝見し、その方のご意見などを聞いてから最終決定しました。
そして、実際に施工した時は納車日から10か月も経っていましたので、4か月間も悩んでいたとは...(汗)


ちなみに...水洗いのみでOK! っていうキャッチコピー
今まで施工したCPCペイントシーラントをはじめとするカーボディコーティングは、どうしても細かい洗車キズやタオルキズ、そして油膜が目立ちやすい事が難点でした。
その主な要因の一つとして、シャンプーを使用しないで水洗いのみだったことが挙げられるようです。

一般的に洗車時にシャンプーを使用すれば、水洗いよりも細かい洗車キズは付き難く、油膜もある程度落とせるのですが、逆にシャンプーの成分によってはコーティング膜が徐々に剥がれてしまう恐れがあるため、コーティングメーカーは膜が剥がれてクレームに繋がらないよう、敢えて 『シャンプーは一切不要で水洗いのみでOK!』 というキャッチコピーを使用しているそうです。
カー用品店では、各メーカーからボディコーティング施工車専用のシャンプーも販売されていますが、 それぞれ成分が異なっているため全ての商品が安全だとは言い切れませんので、ご注意を...。






総合評価
現時点では、とりあえず従来のボディコーティング施工後と比べても、予想以上に綺麗な仕上がりに正直、驚いています。
さらに、今までに付いた表面上の細かいキズなども綺麗になくなっていたのにも驚きでした(笑)
施工価格は決して安くはありませんが、このディークリスタルコートの方が長い目で見ればコストパフォーマンスは高いかも?
また、今後のメンテの必要性と頻度は車の使用状況とか環境等により区々ですが、少なくとも私の場合、今までボディコーティングで過ごした環境は今後も一切変わらないので 今までとの違いが徐々に判明することでしょう。
これから半年、そして1年、2年と年数が過ぎていく毎にディークリスタルコートのプラチナブラックを 施工して良かったのか? 間違いだったのか? 
長い目で見ていきたいと思っています。




<施工店舗>
【 DCCファクトリー名古屋 】
http://www.dcc-factory.com/
<GT 200k-880->












撮影協力 : MINI専属モデル









































© Since 6.Feb.2000