効果的な部分浴
●半身浴
 浴槽に座った際に、みぞおちに来る位置まで、普段よりもぬるめのお湯を張ります。上半身が寒い場合は片にタオル当を掛けておきましょう。
 
 20〜30分程度、ゆっくり時間をかけて汗を流します。ぬるめのお湯に長く入ることで副交感神経が刺激され、心身共にリラックスできるようです。
 
 下半身が温まってくると血行が良くなり心臓に負担をかけることなく体全体を温めることができます。ダイエットにも効果があるようです。
効能:腰痛、頭痛、冷え性、肩こり、不眠症、生理痛、
   不妊症、便秘、アレルギー性鼻炎、ぜんそくなど
●温冷交代浴
効能:低血圧、冷え性、筋肉痛、腰痛、肩こり、
   自律神経失調症など
 お湯と水と交互に入る入浴法で、一般家庭では、水風呂をシャワーで代用すると簡単にできます。20度前後のシャワー(水風呂)を1分程度浴びます。このとき、心臓に遠い部分から当てていきましょう。
 
 その後、普段より少し熱めのお湯に1〜5分程度浸かり、全身を温めます。これを5〜10回程度繰り返し行い、最後はシャワー(水風呂)で終わります。
 
 欠陥を収縮・拡大させることから、新陳代謝が高まり、短時間の入浴でたくさん汗をかくことが可能。肌の毛穴も広がり、老廃物がたくさん出ることから、美容にも効果的。ただし、心臓の弱い人、高血圧の人は避けましょう。
●手浴
効能:冷え性、肩こり、首のこり、関節炎、リウマチ、
   頭痛、不眠症など
 手首まで浸かる洗面器等に、入浴時よりもやや熱めのお湯を張り、両手を浸します。時間は10〜15分程度が最適。
 その際にお湯の中で片方の手のツボを刺激したり、精油(アロマオイル等)を使用して香りを楽しんだり、蒸気吸入や手や爪のケアの効果も期待できます。
●足浴
効能:足の疲れやむくみ、リウマチ、冷え性、関節炎、
   生理不順、不眠症、水虫など
 両足が浸かるバケツ等に、入浴時よりもやや熱めのお湯を張り、イスに座って
くるぶしの上5センチの辺りまでお湯に浸かります。時間は15〜20分程度で、足踏みをしたり、指を開閉させたりすると血行が良くなります。
 
 また、手で足の指、かかとや土踏まず等をマッサージすると良いでしょう。
 ビー玉等を入れて、足の裏でゴロゴロと刺激しても良いでしょう。
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