#18 学校に通う理由
「とても、中学生とは思えないわね」
呟いたのは、赤木リツコである。
彼女の視線の先には、硝子向こうの隣の部屋の中央、瞳を閉じ、裸で立つシンジの姿がある。
シンジの周囲を、光の幕のようなものが上下している。光は、レーザー。勿論、殺傷力はない。無いが、それでも網膜を焼いてしまう危険だけは存在するため、シンジは目を閉じているのだ。
この光の幕は、シンジの体の凹凸をスキャンしている。そして、得たデータを元に、3ミリメッシュのポリゴンモデルが作られる。更にそのポリゴンモデルから、プラグスーツが作られることとなる。
プラグスーツは、EVA搭乗者用のパイロットスーツである。頭に着けるパイロットインターフェイス、ヘッドセットと共に、EVAとのシンクロを助ける働きがある。初号機による初戦闘時、シンジは、私服のままでLCLに浸かっているが、本来、これは非常に危険なことである。浄化能力のあるLCLと言えども、汚れた格好では、感染症の危険が生じてしまう。プラグスーツは、このあたりも考慮して作られる。更に、プラグスーツには各種の生命維持装置も組み込まれ、パイロットの命を守る働きも期待される。そして、その生命維持装置を組み込んだバックパックは、EVA操縦席──インテリアに固定され、プラグスーツ自体がシートベルトのような働きもすることになる。
様々な機能が組み込まれたプラグスーツは、完全なオーダーメイド品である。勿論、値段は異常なまでに高価なものとなる上、成長期の中学生──すぐに使えなくなるだろうが、それでも、使徒との戦いでの勝率を少しでも上げるため、ケチっていられる場所ではない。少しでも、シンクロ率を助ける──異物感を感じさせないため、パイロットの体に合わせて整形され、目指すところは、第二の皮膚。着用感が丸でないものが、最高だと考えられている。
その為、シンジは裸になって、体をスキャンされているのだ。決して、助平な理由からではない。
また、EVAのパイロットを副業、もしくはアルバイトと言いきるシンジである。あるが、それでも、きちんとした理由を示されれば、全ての協力を拒むというわけではない。特に、今回は自分の命に──生存確率に大きく関わってくるものである。その為、今回は素直に協力している。
「そうですね。とても、中学生とは思えませんね」
感心したように、リツコの言葉に応えたのは、伊吹マヤ。3人のメインオペレーターの一人で、リツコの下に付けられている。戦闘時のオペレートの他に、リツコの助手のような働きも、期待されている。童顔の、下手をすると高校生くらいに間違われかねない容姿の持ち主である。
この言葉に、リツコは、僅かに顔を顰めた。
シンジの体は、リツコ自身の言葉のように、とても中学生には思えないものだった。
鍛え上げられ、引き締まった体。
服を着ているときには、細身、としか思えなかった。しかし、脱がせてみると、痩せて見えるのは、不必要な肉が、まるで付いていないからだとわかる。勿論、不健康な痩せ方ではない。筋肉は、必要充分なだけ、付いている。ボディビルダーなどの、筋骨隆々という体つきではない。どちらかと言えば、持久力の要求される、兵士のような肉体。体の出来上がっていない中学生一般の体つきとは大きく異なる。どういう鍛え方をしたら、これほどまでに理想的な肉体を作り上げることが出来るのか、リツコも興味を覚えるところである。
だから、本来マヤの言葉には、何の問題もないはずだ。
しかし、リツコは僅かに頭痛を堪えるような表情をした。
マヤの視線は、シンジの胸から腹のあたりを見ていたリツコよりも、いささか、下方に向けられていた。その上での、感想だったから。
「これじゃあ、ファールカップのサイズを一つ大きくする必要がありますね」
なんだか、嬉しそうな声である。
「……そうね」
マヤの言葉に、何とか、絞り出すように応じる。
「それにしても、本当に凄い体ね」
リツコはもう一度、今度は微妙にニュアンスを変えて、呟く。
別段、リツコの視線の先が下がったというわけではない。
同じ様な視点。しかし、見ているものが変わった。
これまでのようにシンジの肉体、筋肉の付き方を見たわけではない。その体を飾るものを見たのだった。
シンジの体。
そこには、大小さまざまな疵痕が走っていた。傷のない場所を探す方が難しいのではないか。それほど、シンジの体は疵痕だらけだった。その中には、刃物で切られたとしか見えないものを始め、銃で撃たれたとしか見えないものまで。ちなみに、日本では未だに銃器の所有は禁止されている。
「私としては、背中の真新しいひっかき傷が気になるんだけどね」
ちっ、ガキのくせに。こっちはずいぶんご無沙汰だっつーのに。
そんな口調で、口を挟んできたのは、葛城ミサトである。
これまで、不機嫌な顔で腕を組み、部屋の隅っこに立っていた。そのまま、視線をギロリとばかりに、同じく部屋の隅っこで大人しくしていたユウキに向ける。
「なんですか?」
ユウキは、平然と応じた。
「別に」
忌々しい、そんな口調で言い捨てて、ミサトは顔をシンジの方に戻す。
シンジは、既に瞳を開けて、こちらの部屋の方を見ている。
スキャンは、終了していた。
「ご苦労様、シンジ君。もう上がっても良いわ」
リツコが、ねぎらいの言葉をかけた。
「身体検査の結果は良好ね」
良好すぎるほどに──そんな口調のリツコである。
「反射神経、筋力、その他──はっきり言って、中学生、いえ、大人だって凌いでいるわ」
それは、かなり控えめな表現だった。下手をしたら、人間離れしていると言っていいレベルにまで到達しているのではないか。そんな疑惑まで存在する。明らかに、シンジは手を抜いているように見えたから。
「鍛えられましたから」
シンジが、簡単に応える。既に、服は着込んでいる。
「どういう鍛え方か、興味があるわね」
リツコが、言葉通り、興味津々、きらりと目を光らせて尋ねてくる。内容を教えて貰えれば、それを組み直し、他のチルドレン──レイなどへの訓練に利用できるのではないか、そんな期待が見えた。
シンジは微苦笑した。
「人には勧められませんね。それに、特にリツコさんは嫌がりそうな内容ですよ」
「私が?」
「努力と根性」
シンジの言葉に、リツコは顔を顰めて見せた。
「科学的な根拠のほとんどないようなものでしたからねえ」
ユウキが、補足する。
ますます、リツコは顔を顰めた。科学者リツコとしては、非科学的かつ旧時代的な、努力と根性式の鍛錬などは認められない。スポーツ医学に基づいたトレーニングこそが、優れたやり方なのだ。
「無理を通せば、道理が引っ込む式のトレーニングでしたからねえ。僕の体の傷の大部分は、実戦じゃなくて、訓練で付いたモノです」
だとしたら、スパルタ式どころではないものだろう。
それにしても実戦。こちらの言葉にも、めまいを覚える。
「気合いで銃弾をはじき飛ばせとか、崖の上から落とした大岩をキックで跳ね返せとか。まるで特撮ヒーローが必殺技を覚えるための特訓のような代物ばかりでしたから。──だいたい、僕は、ムテキのおじさんほど、体が丈夫じゃないのに」
これでは、丈夫とか言うレベルの話ではない。
「崖から突き落とされて、昇ってこい、なんてのもありましたねえ。──獅子は千尋の谷へ我が子を叩き落とす。そして、昇ってきたものだけを、我が子として育てる。しかし、儂に言わせれば、それは甘い。甘すぎる! 儂ならば、昇っきた子供を再び、叩き落とす。そう、何度でもだ!──なんて、ムテキのおじさま、のりのりでしたしねえ」
のほほんとした本来の調子の前後に、やたら気合いの入った口調での物まねを含みながら、ユウキが付け足す。
リツコは、盛大に顔を顰めた。
「もう良いわ」
そんな非科学的なトレーニング方法は聞きたくない。眩暈を覚えた、そんな顔をして、リツコが止める。
「って言うか、普通、そんなことをされたら、死んじゃなうんじゃないですか?」
首を傾げて、マヤが呟く。
「……まあ、いいわ」
リツコは、眩暈を振り払うように頭を振り、告げた。
「兎に角、来週にはプラグスーツが出来上がるはずだから、それからは本格的にシンクロテストを始めるから、よろしくね」
「予定は、早めにこちらに回して下さい。こちらにも、都合がありますから」
「あんたねえ」
EVAを優先しようとしないシンジに、ミサトが口を挟もうとするが、リツコが止める。
「そうするわ。でも、予定のキャンセルは、避けてくれるとありがたいわ。何しろ、シンクロテストの準備だけでも、ずいぶんなお金が消えていくことになるから」
「まあ、出来る限りはそうします。本業優先なのは、変わりませんけどね」
一応は素直に、シンジが応じる。
「取りあえずは、それで良いわ」
ミサトは、「甘すぎる」、そんな顔でリツコを見る。
リツコの方は、ミサトのやり方に、顔を顰めたい。シンジに無理強いをしても、無駄どころか有害でしかない。それを、リツコは既に悟っていた。無理矢理、こうだ、こうしなさいと言えば、反発される。きちんと理由を説明して、協力を求めれば、出来る限りは応えてくれる。優先順位は、さほど高いとは思えないが。しかし、これが一番さえ多やり方だと、リツコは判断していた。力任せ、無理矢理は、とても通用しない。それは、これまでにわかっていることである。そして──あの時突きつけられた白刃の煌めき。未だに、忘れることは出来ない。
「シンジ君も、これから忙しくなるだろうし、頑張ってちょうだいね」
「ええ、天野連合が報復の兵隊を差し向けてくるのは確実ですからね」
シンジの答えに、再びリツコは眩暈を覚える。
「……まあ、それもあるんでしょうけど」
何とか、そう応える。
「それよりも、学校、明日からでしょ」
「え?」
シンジ、ユウキが戸惑いの表情を浮かべる。
「なんですか、それ?」
「え?」
今度は、リツコが戸惑いの表情を浮かべる。
「連絡が行ってないの?」
「何も」
シンジの答えに、リツコは隣のミサトに顔を向ける。
「ミサト〜」
「え? あたし?」
ミサトの方まで、戸惑いの表情を浮かべるに及び、リツコはぐったりと脱力した。
「あなた、何を考えているのよ。パイロットへの連絡は、あなたの仕事になっていたでしょうが!」
「だから、何の話?」
こりは、少々まずったかしら。
流石に、そう感じたらしく、少し腰を引き気味にして、ミサトが尋ねる。
「シンジ君の転校の話よ。書類が回ってきたのは、一週間も前でしょ。あなた、何をやっていたの?」
「え? 書類?」
これは、見ていないな。
そう確信するリツコである。
「呆れたわね。書類仕事をほったらかしている、って噂は聞いていたけど……」
「日向くんが、残業して、少しずつは片づけているみたいですけど」
マヤが口を挟む。
日向マコトは、マヤと同じメインオペレーターの一人で、同時にミサトの直属の部下となる。作戦部の他の人間とミサトの間に立ち、連絡役なども務めている。きっと、気苦労の絶えない毎日を送っていることだろう。
「いや、ほら、あたしは、作戦部長で、作戦を立てるのが仕事だから……」
少々しどろもどろになりながら、ミサトが応える。
しかし、誰も感銘を受けたりはしなかった。
確かに、作戦部長の、誰にでも分かり易い見せ場は、使徒との戦闘時、その作戦立案から作戦指揮を執る場面だろう。しかし、仕事はそれだけではないし、普段の地道な書類仕事を片づけなければ、本番での作戦指揮もまた、まともに取ることは出来ない。例えば、兵装ビルの稼働状況、弾薬の補充状況など、作戦部長が知っておかなければならないこと、同時に、補充の優先順位や弾薬の選択をどうするかについても、普段の書類仕事で指令することとなる。そのあたりをすっ飛ばして、いざ本番で作戦指揮を執ろうとしても、ちぐはぐな命令を出すだけに終わってしまうだろう。さりげなく、日向がフォローをしている様子だが、それにしても、あまりにあんまりである。
「まあ、それに、転校には間に合ったわけだから、良いじゃない」
「あんたねえ」
リツコが、不機嫌な声を出す。噴火直前の火山のような、不穏当な声の響きだった。
リツコは、何とかシンジと友好的な関係を築こうと、努力している。本来は、シンジの直属の上司となっているミサトの仕事ではあるが、リツコ自身も、シンクロテストなどでシンジと顔を会わせなければならない場面は多い。その為、ミサト任せにはしていられない。そして、その方法であるが、当初のゲンドウ式の──つまりは威圧式の態度、頭ごなしの命令では駄目だと悟り、出来うる限りはそちらの都合も考慮する、そうした態度で、シンジに接することにした。そして、今回の身体測定で、それはある程度の成功を見た、そう考えていた。しかし、そんなリツコの努力を台無しにしてしまうポカをやって、巫山戯た態度での誤魔化しを始めたミサトに、怒りを隠せない。
「転校には間に合ったから良いって、その前にすることだっていろいろとあるのよ。制服の準備──シンジ君の方は、男だから、たいして制服に違いはないだろうけど、ユウキちゃんの方は、第一中指定の制服を用意したりとか、他に、教科書の問題もあるわ。神戸とこっちじゃあ、一緒のメーカーのものを使っているという、保証はないのよ。だいたい、あなたは知り合った頃から、いい加減で──」
「まあ、良いですよ、リツコさん」
こりゃ、長くなりそうだぞ、と首をすくめたミサトへの助けは、意外なところから現れた。
シンジである。
「でも──」
「被害を受けた、僕が良いって言っているんだから、良いじゃないですか」
「でも、ミサトにははっきりと言っておかないと──」
「ほら、リツコ、シンジ君が良いって言っているんだから……」
「ミサトは黙って反省してなさい!」
「……はい」
ミサトは、首を引っ込めた亀みたいな格好になって、応じる。
そちらを、本当に反省しているとは信じられない。そんな視線でリツコは眺め、シンジに向き直る。
「でも、そうなると、準備を急がなくちゃならないわね」
「いえ、必要ありませんよ」
「確かに、転校しばらくは、大目に見て貰えるかも知れないけど、それにしても、ミサトは──」
「もう、ミサトさんのことは良いですよ」
完全に、ミサトを見捨てた口調である。
しかし、ミサトは自分の都合の良い方にしか取らなかったようだ。シンジ君、意外に話が分かる、そんな顔をしている。
「だいたい、僕は、学校に通うつもりもありませんから」
「え?」
戸惑って、リツコが聞き直す。
「何しろ、本業の方が忙しくなりますから、学校に通っている余裕なんて、ありませんよ。そんな暇があったら、他のことをしていた方がましです」
「駄目よ、シンジ君、中学校は、義務教育なんだから」
ミサトが慌てた感じで、口を挟む。
そちらを、4対8つの目が、冷めた視線で見つめる。自分がポカをやっておいて、何言ってやがる、そんな視線である。
「別に、学校に通う必要を感じていないんですよ。特に学歴が必要な職業じゃありませんし」
「学歴だけが、学校じゃないでしょ。ほら、友達とか──学生時代って言うのは、かけがえのない時間なのよ」
ミサトの言葉の意味を、リツコは理解した。
ミサト、リツコは、丁度シンジの年代の頃、セカンドインパクトという未曾有の大災害を経験していた。更に、ミサトは使徒への憎悪の大本、セカンドインパクトの原因、アダムの禍々しい姿を見たこと、同時に父親を失ったショックから、失語症にかかっている。
中学生活。それは、ミサトらの経験できなかった事柄である。それだけに、シンジら、経験できる者には経験して貰いたい。そうした思いが強いらしい。
しかし、シンジは鼻で笑うようにして応じた。
「友達、ですか?」
「そうよ」
「学校って言う場所は、異物を認めないんですよ。例えば、犯罪者の子供とかを。生徒だけじゃない。教師も」
シンジはシンジで、学校に幻想などは抱いていなかった。何一つ悪いことをしていなくとも、妻殺しの男の息子、と言う、それだけの理由でいじめられた日々、それを忘れてはいない。現在では、いじめようとする者に報復するだけの力を持っている。黙っていじめられるだけの存在ではない。とは言え、基本的に学校は忌避すべき場所、そんな思いがある。必要があればともかく、そうでなければ、近づきたくもない。
「そんな否定的なことでは──」
そのあたりの事情を知っているのか知らないのか──少なくとも、書類は行っているはずだが、見ているという保証はない──ミサトが更に口を開きかける。
「あの〜」
のんびりとした口調で、ユウキが口を挟んできた。
「私は、学校に通うのは賛成ですよ」
「ほら、ユウキちゃんも、こう言っているじゃない!」
思わぬ助けを得て、勢い込むミサト。
対して、シンジは不思議そうな顔をして、ユウキを見た。
「今、そんな余裕があると思う? 天野連合のことがあるんだよ」
僅かに、咎め立てるような声になる。
「だから、学校に通うことを提案しています」
ユウキは、おっとりとした口調のままで続ける。
「我々は、基本的に、堅気の人間を抗争に巻き込むことを嫌いますよね」
この言葉はもっともだったので、シンジは頷く。
別段、これは人道的な見地からの事ではない。全ては、保身の為である。
やくざ者同士の抗争に関しては、警察は寛大である。──寛大と言っても、比較すれば、であるが。兎に角、勝手に殺し合って、数を減らせ。そうした思いが伺える。自然、捜査には熱意が欠ける場合がある。しかし、これに一般人が巻き込まれると、状況が一変する。警察は、躍起になって犯人を捕まえようとする。対立する組織、どちらをも潰そうとする。熱意の量が跳ね上がるのだ。だから、なるべくは一般人を巻き込まないように、抗争をすることになる。堅気の衆を巻き込んじゃいけねえ、そんな任侠道、と言うよりもあくまで保身である。
「だから、ここで学校が役に立つわけですよ。学校での事件ともなれば、普通の事件以上に、メディアは一生懸命報道しますし、そうなれば、警察も──」
学校関係者の事件。それは、大々的に報道される。これも、確かなことである。例えば、学校の教師が買春などを行った場合と、それ以外の会社員が同様のことをした場合では、メディアの扱いは大きく異なる。聖職者──そんな殊勝なことを考えている学校教師などは、まずいない。いたとしたら、余程の変人であるが、社会一般の通念の底の底の方には、未だにそんな思いが残されているのか、学校関係者の不埒な事件は、大きく扱われることになる。それに連なるのか、不埒な事件以外でも、大きく取り上げられることは多い。
「なるほど」
シンジは、納得したように頷いた。
「つまりは、生徒を天野連合に対する盾として使う、そう言うことだね」
学校という場所は、下手なセーフハウス以上に安全な場所となるかも知れない。ユウキは、そう提案したのだ。
「何、馬鹿なことを言っているのよ!」
ミサトの叫びは、当然の事ながら、シンジ、ユウキには無視された。
こうして、二人は予定通りに第一中学校に転入することとなった。
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