#71 JA、大地に伏す
観測室に、激しいアラートが響き渡った。
室内を照らしていた灯りが、緊急を示す、赤い光に切り替えられる。
「な、何事だ?」
不安げなざわめきが零れる。
そして、それを圧する慌ただしい叫び。
「JA、クラッキングを受けています!」
「防壁展開!」
「駄目です。防壁、破られます」
「制御システム、乗っ取られました」
「何処の仕業だ?」
時田は、あわてふためいた大声で叫ぶ。しかし、内実は冷め切っていた。馬鹿らしい。そんな思いがある。現実、クラッキングなどは、行われていない。これからの、JAの行動の理由を付けるために繰り広げている、三文芝居に過ぎないのだ。
「解りません」
更に声を高めて管制官が叫ぶ。こちらも、時田同様に感じていることだろう。しかし、一度動き出してしまった以上、止まることは出来ない。だから、保身の意味も込め、彼は大きく叫ぶ。
「ただ、このクラッキングのパターンに類似するモノに心当たりがあります!」
「何だ?」
「某特務機関の、バイオコンピューターです!」
責任を少しでも他者に押しつけたい。そして、この場合、某特務機関は打ってつけだった。
人類の危機であると言いつつ、情報を独占して今ひとつ以上、何をしているのか得体の知れない組織。それだけでも嫌われて当然なのに、その司令は傲岸不遜。嫌われることを望んでいるのではないかと思えるほど、居丈高で、人を人とも思わない。恫喝と交渉の区別が付いておらず、自分以外の他者は全て利用するモノだと考えているような人物。
嫌われるに足る条件は、充分以上に備えている。いや、好かれる要素が皆無と言っても良い。
その上、この場に集っているのは、某特務機関に隔意を持つ者達。
あの某特務機関ならばあり得る。
疑いもなく、そう信じてくれるだろう。人は、自分の信じたいことを信じるモノなのだから。
だが、どう取り繕うとも、これは時田らの失態だ。いくら相手がスーパーコンピューターとは言え、むざむざとクラッキングされたのだから、取り繕いようがない。だから、それは諦める。その上で、せめても。ささやかなあがき。しかし、あがかずにはいられない。
「JA制御システム、暴走を始めました」
「バベル、乗っ取られました。勝手に発射準備を整えていきます」
叫びに併せ、JAは体を前傾させ、長い腕を地面に付けると、指先をスパイク代わりに大地に打ち付ける。それから、そこに体重を預けるようにして、四つん這いの姿勢をとる。
「JA、バベル発射姿勢」
「チャンバー内に、エネルギーパック、装填されました」
「照準──これは、ネルフのEVA輸送機に合わされています!」
乗っ取ったのが、某特務機関であれば、この状況はおかしいかもしれない。自分たちに被害を与える様な事は、避けるはずだから。だが、これは、あくまで暴走故の偶然だ。暴走なのだから、コントロールから外れることも不思議ではない。クラッキングをした者達のコントロールからも。だから、暴走というのだ。策士、策に溺れる。この言葉で、何とか説明は付く。そして、時田を始め、この会場にいる人間達は、それを支持する。だから、これは暴走故の、不幸な偶然。
「発射準備、整いました」
「点火されます!」
モニターに映し出されたJA。そのJAの背中に接続されたバックパック、それが、内圧で膨れ上がったように見えた。
いや、現実にはそれは錯覚だ。そんなことがある訳がない。その様に、作られているのだ。しかし、内部に膨大な力が溢れかえったこと、それは、確かだった。
そして、バベルの銃口に、光が溢れる。
原子熱戦砲バベル。その由来は、バベルの塔だ。JAの全長すら凌ぐ長大な砲身を、塔に例えたモノ。オリジナルのバベルの塔は、人が天に手を伸ばそうとするは不遜だとして、神の雷を喰らって倒壊したと言う。しかし、このバベルは違う。神の御使いを屠る紫の悪鬼を倒すための、裁きの──神罰の光を放つ。
放たれた光は、一直線に伸びて、こちらへ向けて飛行する、ネルフの輸送機を貫いた。
ネルフの輸送機が、爆発四散する。
「輸送機、撃墜されました!」
ネルフの臨時発令所では、悲鳴に近い報告が上がる。
「アレは一体なんなんすか?」
青葉の問いに、リツコは唇に親指を寄せ、応えた。
「多分、背中のバックパックは燃焼室ね」
爪を噛みそうになるのを堪える。やられた。リツコはそう思っていた。
「燃焼室って、何を燃やせば、ATフィールドを貫くに足るエネルギーを得ることが可能なんすか?」
「燃やしたんじゃなくて、爆発させた」
リツコは、ここで一息ついて、続ける。
「多分、爆発させたモノは核ね」
「核ッスか?」
青葉が、素っ頓狂な声をあげる。
「非核三原則は?」
「あくまで、アレは発電設備よ。チャンバー内で核を爆発させ、その膨大なエネルギーを使って発電する。そして、得られた大電力で、砲撃。核は、あくまで発電のために使われた。だから、原子炉と一緒よ。非核三原則には抵触しない」
リツコは、そうでしょ、と、ちらとユウキの方を見た。こうした理論展開は、これまで幾度と無くユウキらが示したモノだ。はっきり言って、詭弁に過ぎない。だが、一応の理由付けが付き、政治とか言う世界では、それで充分なのだ。自衛隊と憲法第9条の扱いを見ていれば、良く分かるだろう。当初の理念など、運営者の恣意次第で、いくらでも改変可能なのだ。
「……やってくれますね、しかし」
青葉が、感心したように呟く声が聞こえた。しかし、感心している中に、何か獰猛な響きを感じさせる。「ギターを持った渡り鳥」。この男も、矢張りシンジらと同様の世界に生きているのだ。
「どちらにせよ、最初の一撃は外しました。今度は、こちらの番ですね」
ユウキが、モニターに視線を送る。こちらは、見た目にこにこと。しかし、笑っていても、青葉同様、どこか近づきがたい雰囲気があった。
爆発四散する輸送機。その火炎の中から、紫色の鬼が、大地へ向けてダイブしていた。
寸前のユウキの叫び、それで、輸送機は僅かに回避行動に移っていた。その甲斐があったのか、JAの攻撃は初号機に命中していない。輸送機パイロットは絶望的だが、この際、シンジが生きていて、初号機が健在である。それで、ユウキには充分だった。
「シンちゃん、徹底的にやっちゃって下さい」
物騒に、けしかけるように、ユウキが呟いた。
「外しただと?」
叫んで、時田はその発言が正しくないことに気が付いた。
「──外してくれた、のか! よかった!」
慌てて言い直す。暴走しているのだ。攻撃は時田らが行ったわけではない。最早、手遅れかも知れない。だが、思わず言い直していた。ちっとも「よかった」とは思っていない口調で。
「EVAは?」
「EVA、健在です。現在降下中。──JA、バベルの第二射、準備を始めています」
管制官らの方が、時田よりも余程冷静だった。素早く、次弾の装填準備を始めている。
チャンバーから、空となった薬莢が排出される。薬莢には、でかでかと放射能マークが書かれている。リボルバーが回転して、次弾がチャンバーに挿入される。
その滑らかな手順を見て、時田は、まだ自分たちが敗北しているわけではないことを認識し、落ち着きを取り戻した。
状況に、何ら不利な部分はない。
これは、本来時田らが望んでいた状況だ。
正面から戦って、EVAを倒す。それこそが、望みだったのだ。
JAのスペックは、充分にEVAを殲滅可能。その様に作ったのだ。バベルの一撃は、ATフィールドを貫いた。だから、次弾を命中させればいいだけのことだ。
時田は、静かにモニターの中のJAに視線を送った。
EVAは、地上に降り立っていた。
激しく大地を蹴立て、地上に立つ。かなりの高度からの降下にも関わらず、EVAには損傷はない。
だが、EVAの足は、深々と大地に突き立っていた。
「──第3新東京市と違って、ここの地面は強化されていない」
リツコが、その様を見て顔色を変える。
旧東京は、セカンドインパクトによって壊滅した。
南極で発生した、地軸をねじ曲げるほどの膨大なエネルギーは、地震大国日本の地盤をこれでもかとばかりに揺すぶった。地震に備え、軟構造で建築されているとは言え、想定外の規模の揺れの前に、ビルの殆どはあっけなく倒壊した。そして、更にはとどめとばかりに津波が押し寄せた。その結果、旧東京の大地は、ぐずぐずの泥土地帯となり果てている。
そこに、巨大な、巨大故に重いEVAが立つ。
立った端から、足が沈んでいく。
沼に捕らわれ、足が抜けなくなったようなモノか?
これでは、機動力が損なわれる。
只でさえ、電源供給の成されていない状況で、こんな場所で行動力を奪われるのは痛い。
更には、遠間からJAが狙いを付けている。第二射は、時間の問題だ。このままでは、只の的となる。
しかし、青ざめるリツコの視線の先で、EVAは強引に泥土の中から足を引っこ抜くと、第一歩を踏み出した。更には、第二歩目を。
「──?」
その足は、殆ど沈み込むことなく、第3歩目へと続いた。
「何? ATフィールドをかんじき状に展開しているの?」
思いついた可能性を口にする。軟弱な大地、足の裏では、EVAの自重を支えきれない。ならば、支えきれるだけの広さを持った足の裏にすればいい。スキー場で、スキーブーツでは、雪の中に沈んでしまう。だが、スキー板を付ければ、雪の上に立つことが出来る。それと一緒のことである。
「違いますよ」
だが、ユウキが首を振って、リツコの考えを否定した。
「じゃあ、どうやっているの?」
初号機は、JAめがけて気持ちいいくらいの速度で疾走している。脆弱な大地。それを、殆ど気にした風でもない。
「簡単な話ですよ」
ユウキは、指を一本立てて、告げた。
「足が沈む前に、次の一歩を出せば良いんですよ。流石に空中歩行は不可能ですけど、水の上くらいならば、シンちゃんは平気で走りますよ」
「……」
リツコは、絶句した。
シンジが非常識なのは認識していたはずだった。しかし、これはあまりにもあんまりではないだろうか?
「なんだか、私の常識が崩れていく音が聞こえたような気がしたわ」
呆然と呟きながら、リツコはユウキほど、戦闘指揮をするのに相応しい人間は他にいないだろうと、納得していた。ミサトに比べ、作戦立案能力が勝っているとか、指揮能力が勝っているとか、そう言う問題ではない。シンジの非常識さ。それを、正しく認識している人間は、ユウキの他には存在しない。それ故だ。
「EVAなんて非常識なモノを扱って、更には使徒なんて非常識なモノと戦っておいて、今更何を言っているんですか?」
ユウキが、何でもないことのように言ってくるのが聞こえる。
確かにその通りかも知れないが、納得できかねるリツコだった。
だが、ひとまずそれは置く。
「それより、JAからの攻撃はどうするの? 破壊力は充分にATフィールドを貫くに足る。第5使徒の加粒子砲の時のように、見た目、発射のタイミングが解るわけではない。流石のシンジ君も、今の状況では、避けるのは難しのではなくて?」
接近までに、何度攻撃が加えられることになるのか。その全てをかわすことは、相変わらず操作にタイムラグの存在する初号機では、流石のシンジにも不可能に思える。
「大丈夫ですよ」
ユウキは、リツコを安心させるように微笑みを浮かべる。
「その辺りも、きちんと考えてあります。まずは、向こうに苦情の一言も言っておきましょう。──通信、繋いで下さい」
「第二射、急げ──じゃなくて、JA、勝手に第二射の準備に入りました」
JAの方へ、もの凄い勢いで接近してくるエヴァンゲリオン。未だ距離はあるとは言え、接近されてしまえばJAに勝ち目はない。バベル抜きの格闘戦では、ATフィールドを貫くだけの攻撃力はない。かと言って、素早く後退し、この距離を維持したまま戦おうにも、JAの機動力はさして高くない。見た目通り、上体が大きすぎ、重心が高いため、迅速な行動は難しいのだ。絶対に、EVA接近前に決着を付けねばならない。
その為、いささか管制官の方も混乱してきたようだ。
あくまで、JAは謎の特務機関のクラッキングによって暴走している。その様に、振る舞わねばならない。
しかし、油断をすると、本当は自分たちが操作していると、口走ってしまいそうになる。いや、口走っている。
「ネルフより通信が入っています」
と、そこへ、通信士が報告してくる。
管制官は、時田の方に顎をしゃくって見せた。余計な仕事は抱えたくない。今は、JAの制御に集中したい。
その辺りの事情は、時田も理解していた。しかし、まともに通信に応じるつもりもなかった。内容は容易に想像が付き、聞いて面白いことではないと、確信もできたから。
「どうせ、何故問答無用で攻撃してきたかとか、そう言うことだろう。──JAは現在、謎の特務機関のクラッキングによって暴走中だ。大急ぎで復旧作業を行っている。──そう応えておけ」
「解りました」
通信士が、頷く。
時田はそれで、そちらに興味を失い、正面大モニターに視線を戻す。
今しも、JAは第二射を放とうとしている。
「第二射、発射──じゃなくて、ええい、勝手に発射されました!」
何とも、間の抜けた言葉の直後、JAの背負ったバベルの長大な砲身の先から、光が伸びる。
それは、一直線にEVAに向かって伸び──
「馬鹿な、かわしただと?」
時田は、思わず叫んでいた。
EVAは、その攻撃をかわしていた。ほんの少し、本当に少しだけ横にずれて射線から避け、EVAはかわしている。泡を食って必死でかわした、と言うよりは、来ることが解っている攻撃を、必要最低限の動きでかわしたように見えた。JAに向かう速度を損ねることなく。
「何故だ? 何故、かわせる?」
時田は、呆然とモニターを見つめる。
報告では、碇シンジのシンクロ率はお世辞にも高いと言えず、EVAの操縦に一瞬以上のタイムラグが存在すると聞いている。その鈍い機体で、どうしてかわせるというのか?
「ええい、ネルフのチルドレンは化け物か」
構わず、撃ち続けろ!
そう叫ぼうとして、流石に拙いと思いとどまる。
「第三射、準備完了──いえ、勝手に、発射状態になりました」
JA原子熱戦砲「バベル」は、先の戦自研、陽電子自走砲に比べ、その射撃間隔の短縮に成功していた。エネルギーの充填が一瞬で済む分、連射が効く。──とは言え、連射できるのは用意しているエネルギーパックの数の分だけ。そして、砲身の限界までだが。
エネルギーパックは未だ、4個ほど残っている。4発分だ。それくらいならば、充分に砲身も保つ。──そして、それだけの攻撃を、EVAが接近するまでに加えらるだけの距離的、時間的な余裕もある。
一発でも命中させればいい。ATフィールドを破壊できるだけのパワーを持つ攻撃だ。一発で、充分に行動不能にさせることが出来るはずだった。
「第三射、発射──されます」
そして──
再び、EVAはかわして見せた。
「ば、馬鹿な!」
時田は、頭をかきむしり、叫んだ。
まるで、額の辺りに稲妻が走りそうな反応速度、反射神経、そして、先読みの能力を持っているとしか思えない。
人間に、かわせるような攻撃ではない。
「第四射、準備しろ!」
最早なりふり構わず、時田は叫んでいた。
このままでは、拙い。かといって、画期的な事態の改善策は思いつかない。次は当たる。そう信じて、攻撃を続行するしかない。距離は詰まってきているが、逆にその事によって、避けづらくなるはずだ。
と、そこへ、通信士の報告が入った。
「ネルフより、再び通信です」
「今は忙しい!」
邪険に言い捨てた時田に、通信士は何とも言えない表情で、更に報告する。
「しかし──どうして当たらないか、教えてあげましょうか?、とのことですが」
「何だと?」
時田は叫び、通信士の方へ顔を向けた。
「繋げ!」
「は、はい」
通信士が指示に従う。
『どうも、私は、自称ネルフ作戦部長代理補佐心得見習い(仮)を勤めている者です』
どこか間延びした、のほほんとした年若い少女の声が、聞こえてくる。
「何故だ?」
『はい? 何が、何故なのでしょうか?』
「何故、かわせるんだ? 教えてくれ!」
時田は、懇願するように叫んだ。
『ええと、それはですねえ』
少女の声は、あくまでのんびりとしているように聞こえた。
殺気立ったこの場の雰囲気にはそぐわない。
「早く答えろ!」
『ええと、そう急かされても困るのですが……』
「困っても、何でも良い」
『我が儘ですねえ。──まあ、良いです。それでは、お教えしましょう』
「……」
『何故、攻撃をかわせるかと言いますと、ですねえ』
あくまで、のんびりと。
『それは、ですねえ』
「……」
『つまり、ですねえ』
「馬鹿にしているのか?」
『いいえ、そんなつもりはありませんよ』
「焦らすな!」
『正解です』
焦れて叫んだ時田に、声は、にこにことした調子で答えた。
『──はい、時間切れです』
「何?」
戸惑う時田。
そこへ、管制官の悲鳴じみた報告が入ってきた。
「JA、EVAに接近されました!」
「──な」
時田は絶句し、それから、少女の通信の意味を理解し、叫ぶ。
「時間稼ぎか?」
『その通りです』
通信からは、肯定の言葉が戻ってきた。
『所詮は研究者。ネルフと同様、実戦経験が致命的に足りないのではと考えて、ちょっかいを出してみたんですけど、大成功でしたねえ。駄目ですよ、実戦中に手を止めたりしたら』
「お、おのれ〜」
少女の言葉に気を取られる余り、易々とEVAの接近を許してしまった。管制官らの手の動きが止まってしまった。本来ならば、後何発か、攻撃を加えられることが可能であったのに。
接近したEVAの前に、JAは敵ではない。接近してしまえば、最大の、唯一通用する攻撃力を持つバベルは、使用できない。長モノ過ぎて、取り回しに難があるのだ。銃口の前に立たないようにするのは、難しいことではない。
「まだだ、諦めるな!」
時田は叫んでいたが、最早、JAはEVAの敵ではなかった。
『ああ、そうそう、一応、避けられた理由を教えておきますね』
少女の声は、今更ながらに理由の説明を開始した。
『──実は、そこ、管制室に、我々の耳を、幾つか仕掛けておいたんですよ。わざわざ実況してくれるのですから、発射のタイミングがはっきり解り、避けるのは、さほど難しくない、と。──もっとも、シンちゃんなら、そんな助けが無くても、平気で避けたかも知れませんけど』
しかし、時田は聞いていなかった。
モニターに映る、解体されていくJAを、魂が抜けたような表情で、只、見つめていた。
JA、殲滅。
注) 原子熱戦砲バベルについての言い訳
take4は、理系崩れです。(友人に言わせると、理系門前払い)
かと言って、文系でもありません。
ですから、文章力は勿論、科学的な知識にも欠けています。
今回のJA原子熱戦砲バベルは、果たして本当に日本中から集めてきた電力で発射した陽電子自走砲に匹敵するだけの攻撃力があるのか、と問われれば、「さあ?」と首を傾げることしかできません。
正直に言ってしまえば、無理だろうなあ、と思っていたりします。いや、きっと無理でしょう。
只、以前、エリ●ルの三巻とか、イー●ーのトムガンとかで、チャンバー内で核を爆発させて、そのエネルギーを──と言う奴を見て以来、その大雑把と言うか、派手さがお気に入りになり、いつか使ってやろうと思っていたモノだったので、無理を承知で、ここで使用しました。
まあ、劣化ウランを放射性物質だと信じて疑わなかった人間の書いた話ですから、そうした科学的考証の部分も、ぬるい目で見守って下さい。
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