日記

とにかく今回のホームページでは有った事、思った事、伝えられる事、書ける範囲で全て書きます。
2003/04/26    JBマスター霞ヶ浦戦初日、洗礼をくらう
2日間車を止めたままの状態で大会に参加出来る状態になんとかもっていけて、あくる日JBマスタープロシリーズ第2戦「サンラインカップ」の初日朝を迎えました・・・・・・・・・・。
 
大粒の激しい雨と、強烈な南風が霞ヶ浦を荒れさせていました。スロープで待機している人も「今日は中止かも」と私が挨拶させていただいた人全てがそうおっしゃっていました。スタート地点&大会本部の場所に私はボートを置いていたので、大会があるかどうか?トイレに行きがてら聞いてみる事にしました。
尋ねてみたところ「携帯にメールを送りますのでそれを確認してください」と教えていただいたので確認してみると「しばらく船を出さずに待機していてください。後ほど連絡します」というメールが携帯に送られてきたので待機していました。
 
6時頃までは激荒れ状態だったのですが、少しずつ風が収まり始めたころ(それでもその時点ではかなり荒れていましたよ)1艇のアルミボートが荒波を掻き分け大山スロープの方向に向かっているではありませんか・・・・・。
私も含めて大山スロープで待機していた人全員が「なんて勇敢な人だ」と関心して見ていました。私の隣に車を止めていた加藤尋士プロがその人にいろいろと聞き込みをおこなってこられたので、その情報を教えていただきました。
 
その方は、メールが携帯に届いたのは激荒れの中スタート会場に向けて走っていて、会場到着直前にメールが届いてしまったらしいんです・・・・・。しかもそのプロの方は女性・・・・・・。結構マスター参戦者の間では有名な方らしく「かなやん」さんというハンドルネームでホームページを運営されておられる方で、宮城県から参戦されておられます。本当にヘタレで前日プラしなかった私と大違いです・・・・・。本部の方いわく「命あっての釣りだからくれぐれも無理はしないように」とおっしゃっていましたが、まあ、この辺はどんな判断も自分で責任持って行動しろって事ですね。
 
風も雨もすっかり収まりべた凪の状態になったので、時間を遅らせてのミーティング&スタート開始になりました。加藤尋士プロに教えていただいた気象庁の天気予報では「雨のち曇り、南の風のち北の風、風速11M]との予報で大会本部の方も「今日は絶対に風が吹くから早めにスタート会場に戻ってくるように」とおっしゃっていました。スタート時点では全くといっていいほど風は吹いてなく、Tシャツ1枚ですごせる陽気でした。
 
とりあえず、ボートトーナメント方式でスタートを済ませて、私が向かった先はというと・・・・・・。スタート地点からすぐ北にある(200mくらい)通称「美浦の浚渫」に入りました。朝の時点では風速10mくらいの南風が吹いてそんな状態が急に起こっても私のようなボート運転未熟者は戻れる自信がありませんでしたので、南風の風裏になり、北風が吹いても流されればちょうど帰着できる状態の場所で釣りを開始しました。結局は始めての霞ヶ浦釣行になるのですが、魚探を見ながらエレキで護岸近くから沖の方まで流しながら釣りをしてみました。浚渫の掘り方がかなりえげつないです・・・・・・。1mのフラットが護岸から100mくらい続いたと思えば、一気に10何mまで落ちる所があったり、浚渫のど真ん中に2m位のハンプがあったりします。このような浚渫が霞ヶ浦にはいたる所にあり、琵琶湖でいうところの「ディープホール」がたくさんあるって感じです(笑)霞ヶ浦でウェーディングをしているバサーが何人か溺れて死んだ事があるというのを聞いた事がありますが、解るような気がします・・・・・・。
 
水温は15度位だったので湖のコンデションとしては良かったのではないでしょうか?(霞は全く釣れないと聞いていたよりはましだったような気がします)浚渫を狙えるようなダウンショットやジグヘッドのライトリグ系(もちろん生分解オンリーっす)や、ガード付き1/2ozラバージグを落としまくりますが、当然のように反応はありません。11時を少し過ぎた頃に「グォー。ザッパーン」あまりにも突然に嵐がやってきました。強烈な南風です。私が釣りをしていたポジションは風裏のはずなんですがエレキを最大にしても止まる事ができません。私の周辺で釣りをしていた人は残って頑張っておられる方も半分以上いたのですが、私は避難しました。風の状態を受けずに安心していられるのは、岸際から15m位のところです・・・・。
 
そんな私にさらなる精神的ダメージを襲う出来事が目の前で起こります。一番最初に避難を開始されたアルミボーターの方が、コンクリートのスロープ状になった場所と、護岸になっている場所の境目で風を避けつつ釣りをされていました。かなり早めに避難を開始されていた方です。その方が目の前でキーパーを釣ったところを見てしまいました・・・・・。L(・o・)」 オーマイガ(今回のパターンはそんな護岸打ちんでよかったの?)
もし私がもっとヘタレだったら(あくまでも運的な話ですが、釣られた方が決してヘタレという訳ではありませんので念のため)1本ウェイイン出来ていたかも・・・・・・(笑)かなりショックを受けました。まあ、前日プラ出来なかったから私が悪いんですけどね。さらに風が強くなってしまったので、帰着しました。(#T-T) シクシク 例によってまたまた0申告です。(何とか無事に終われて、初日分の5点が取れたというのが正直な思いです)
付け加えておきますが、大会本部の役員の方が2人揃って検量終了後に胃薬を飲んでおられました。選手も個人責任でかなり大変なんですが、大会本部の方はその方達で責任がありますから、本当に大変なんですね。記憶に残る光景でした。
 
ボート上のかたずけも終わり、(帰着時間頃は激荒れだったのだが、少ししたらべた凪になっていた)この日は車で買出しに行かないので、大山スロープから徒歩で散策する「大山徒歩プラ」を(散歩ともいう)を行いました。前日に車で走り回った時に、歩けばかなりの距離はありますが昔ながらの雑貨屋さんや、食堂等は何となく見つけていましたので歩いて買い物に出かけました。途中で植木を手入れされていた地元住民の方に教えていただき、何とか目的地まで辿り着く事ができました。大山スロープ地区周辺の田舎さにかなりのカルチャーショックを受けていましたが、やはり一つの集落にはお店が残っているもんですね。(来年も霞戦に出れたら利用しよっと)うれしさのあまりスナック菓子やアイスクリームのガリガリ君を買ってしまいました(笑)
ほとんどの場所が田んぼの景色でその中をまったりと歩きなが帰り、夕食を済ませて明日の支度を終えて、車の中で眠りにつきました・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
(夕方5時半頃)
 
寝始めた時は暑いくらいだったので、窓を開けて寝ていました。「何か寒いな〜」とうつらうつら寝ていたんですが、急に風や波の音がして車が揺れ始めてきました。教えていただいていた予報の北風がやってきました。別に寝ていても良かったのですが、(夕方6時頃)あまりの波の高さに心配になって一応自分の船を見にいきました。
私の船は帰着が早かったので、スロープ状の場所で縦に2段並べで置いてあるアルミボート群の岸側の列に置いてあったので、一安心だったのですが、前側に並べてあったボートがかなり波を受けているではありませんか・・・・・・。車が隣の加藤プロが前側の列だった為に私と二人で加藤さんのボートを救出する事にしました。スロープに並べて置いてある200台位のアルミボートは全てエンジンとエレキとバッテリーが積み込まれた状態で置いてあります。まず加藤さんの後ろ側に置いてある船を1艇分後ろに下げました。(船にもよりますがエンジン・エレキ・バッテリーの重さを加えてたぶん100キロ以上の重さだったと思います。)自分の船でも他の方の船でもそうなんですが、キールや船の後ろ部分を擦るのは嫌なんですが、何とか加藤さんの後ろに置いてあった船は気合で動かせました。しかし、今度は加藤さんの船が重すぎて動かせません。仕方がないので加藤さんはエンジンとバッテリー(ボイジャー)とエレキを一度外し、何とか二人で船の救出に成功する事ができました。(後に聞いた話ですが、加藤プロはこの際に筋肉の筋が切れたか損傷して釣竿が未だに振れないとおっしゃっていました。まさに人にも船にも過酷な霞ヶ浦戦)私達が船を動かしている音に気が付いたのかどうか解りませんが、車で寝ていた人がたくさん起きてきました。仕方がないのでその場にいた10数人(その他大多数の何百人は乗り合いで土浦市にあるスーパー銭湯に行ったか、宿に泊まりに行って留守でした)で並べてある船をすべて1艇分岸側に下げる作業を行いました。この時そこにいた10数人のメンバーは半ばパニック状態です。大会本部の方に電話してメールを打ってもらいつつ、(船が流されるぞ〜〜と)結局は100艇位の船をこのメンバーで下げました。が・・・・・・・・・・・・。2艇救助が間に合いませんでした。べた凪の時には岸際から5m離して船首を湖に向けて置いていたのですが、高波によってさらわれて一度水辺に浮かんだ船が今度は高波によって横を向き、波が高いのでエンジンがセットしてある方向から水をかぶってしまい、100キロ超の船に水が入ってしまった事で200キロオーバーになってしまい、動かそうとしても人が船の横には危なくて立てないですし、(今度は人が波にさらわれてしまう)一応救助出来る物は船から外して救出し(エンジン・エレキ・バッテリー・ライブウェル・法廷備品)無理やりロープで綱引きして水から揚げました。いろいろあったなーと思いつつ、2日目に備えて眠りにつく事ができました。
 

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Last updated: 2003/12/31

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