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同窓生



このコンテンツの制作中、偶然にも、美代ちゃんの同窓生だった人が身近にいることがわかってびっくり。もちろん、お話をお伺いしました。その一部です。
   
欅: Yさんは美代ちゃんと同じ学校だったんですね・・・
Yさん: ええ、私は短大卒なんですけど、あちゃは一つ下です。私は、いづみちゃん(山口いづみさん)と同級生でした。あちゃとは妹が 同級生で、まあ、仲が良かったみたいですよ。
欅: その、あちゃと呼ばれていたというのは本当なんですか。浅田さんって呼んでた人とあちゃと呼んでた人の境界を知りたいんですけど。
Yさん: みんなそう呼んでましたよ。いづみちゃんとあちゃは有名で、誰でも知っていました。
欅: そうなんですね。実は、そのあちゃというのに、昔、とってもこだわりがあって、ツウを気取ってそう呼ぶ友だちがいてイヤだったんです。美代ちゃんをそう呼んでいいのは、芸能界に入る前からのごく親しい人たちだけで、後から知った者がそのように気安く呼んじゃいけないと。
Yさん: ふぅーん。でもみんな、普通にあちゃて呼んでましたよ・・・。二人とも芸能界に入りたがっていて、いづみちゃんは高校へは進学せずに、あちゃは高校2年で中退したんです。
欅: えっ? 美代ちゃんが芸能界に? 美代ちゃんはスカウトされたのがきっかけなはずなんですけど。
Yさん: 妹がそう言っていました。○▽×□が好きで、それで芸能界に入りたいんだと。
欅: それ、ショーケンの間違いじゃなくてですか?
Yさん: ええ、妹からそのように聞いていました。
欅: ほぉ。Yさんは今も美貌衰えず、お上品ですけど、皆さんそうだったんでしょうか?
Yさん: まあ、そんな・・・オホホホホッ。(おだてるのも一応のマナー)
欅: 夏目雅子さんもそうですよね。
Yさん: あぁ-。でも、ずっと下だったから私は記憶にありません。
欅: それでそのぅ・・・、美代ちゃんはどんな人でしたか?
Yさん: んー、そう、それが、どう言うんだろう・・・浮いてましたね。
欅: えっ? どういう意味ですか?
Yさん: なんて言ったらいいのかなぁ・・・一言で言うと、んーと、やんちゃでしたね。
欅: えー! 嘘でしょう! ・・・イメージが違う。それって・・・もしかして、その当時の言葉の意味でですよね?
Yさん:  ああ、そうですね。今だと、ちょっと違う意味になっちゃいますね(笑)。
欅: あーもう、びっくりしたぁ。じゃあそれで、どのようにやんちゃだったんですか?
Yさん: 「○▽×□○*☆▽×」とか「○△□*☆△□*☆」とか・・・私たちの学校って、しつけが厳しかったから、そんな普通の学校だと当たり前のことが、校則でダメなんです。
欅: へぇ、そんなの普通のことだと思うんですけど。やっぱり聞いた通り厳しいんですね。
Yさん: そうなんです。寄り道する時もちゃんと届け出がいるんですよ。そんなことをあちゃは割と平気だったから。校長先生がみんなを集めて、昨日こんなことがありましたって、注意があるんです。それが決まってあちゃのことでした。
欅: あっ、そういう話、昔の雑誌にも載っていました。そう言えば、中学3年生の時に美代ちゃんが入院して、学校じゅうから友だちが見舞いに押し寄せて、病室が花束でいっぱいになったっていう話があったんですけど、本当ですか?
Yさん: それ、知りません。
欅: 美代ちゃんの通学路に、近くの高校の男の子たちが待ち伏せして、ラブレター渡していたっていう話は?
Yさん: さあ? 知りません。そういうのって、芸能界の・・・なんていうのかしら・・・
欅: あのぅー・・・Yさんは、ひょっとして反あちゃ派だったんですか?
Yさん: んー、そう言うよりも、私たちって女ばかりだったでしょう。そうするとどうしても、微妙な心理があるわけですよ。言われるままハイハイといい子になって褒められていたいと考える子と、あちゃのように、納得のいかないことは納得いかないと考える子がいて。そんな子にとっては、ああまた余計なことして・・・と思っちゃうわけです。
欅: はぁ、なるほど。なんとなくイメージわきます。じゃあ、Yさんはハイハイといい子だったわけですね。
Yさん:  そうです、優等生でした(笑)。それで、あちゃの場合は、人によく見られたいとか、そんなこと気にしないわけですよ。だから、類は類を呼ぶって言うでしょう。あー、ちょっと違うかなぁ、そういうタイブにあこがれる子がいるわけです。自分にないものを求めるというか、自分ができないことを代わりにやってくれるというか。ある面ではカリスマ性というかヒロインチックな面があって、人気者にもなるわけです。
欅: あー、なるほどねぇ。わかる気がします。Sさんという親友の方がいらしたはずなんですけど、知っていますか。
Yさん: 私は、その人は知らないです。妹は知っていると思いますよ。妹なんかが仲が良かったのは、えっ、そんなこといつ見ててくれていたんだろうって。突然、びっくりするようなことをするんだって。
欅: ああ、それって、イメージにハマリます。それでその、あちゃ、あっいや、美代ちゃん、あっまあ、あちゃでいいか、が芸能界に入られた時、どう思われましたか。
Yさん: テレビに出るようになっても別に驚きませんでしたよ。ああやっぱり、という感じで。芸能人になるものと思っていましたから。でも、芸能人ぽかったのは、いづみちゃんの方ですね。見た感じからも。あちゃは普通の子で、ただ、その、とってもかわいい顔をしていましたね。
欅: (ウンウン。)そのほか、なんか覚えていることありますか?
Yさん:  そうですねぇ・・・んー・・・あっ、あれなんて言ったかなぁ? 文化祭のことですよ。その日は誰でも学校に入れるんですけど、男の子たちがワンサカやってきてました。あちゃに会いにです。それは、なんかよく覚えています。
欅: あー、それ、知っています。
Yさん: えっ?・・・ でも、たくさんの人に好かれて、(芸能界に)長くいられるというのはそれ(かわいい)だけじゃない。型にはまるタイプじゃないし。
欅: そうでしょう! 美代ちゃん、いや、あちゃ、あれ? 美代子さんは、国民の宝物なんですよ。
Yさん:  はぁ?