東京・浅草にあるマルベル堂。ブロマイドではなくプロマイド-----
(老眼のお父さん、読めますかぁ----) 行ってみて驚きました。
こんな小さな店構えのところから、大きな夢を全国に運んでいたんですね。

先にカタログを送ってもらい、それから、その見本写真を頼りに注文して郵便で送ってもらう仕組みでした。代金は切手でも大丈夫だった記憶があります。郵便受けに届いているのがわかると、わくわくしたものです。

同社編著の「マルベル堂のプロマイド」という本には、同社の歴史を飾るスターの一人として当然ながらも美代ちゃんが取り上げられています。それによると、美代ちゃんは大型カメラになかなか慣れず、緊張で体が動いたり、目がぱちくりして、カメラマンがベストの表情を捉えるのが大変だったそうです。

当時の売上順位は次の通り。
1973年(昭和48年)　歌手、女性部門　7位
1974年(昭和49年)　歌手、女性部門　4位
1975年(昭和50年)　俳優、女性部門　4位
1976年(昭和51年)　俳優、女性部門　7位※
(※8位と記録する資料あり)
月間売り上げ1位獲得回数2回

今でも美代ちゃんのプロマイドは、白黒89枚、カラー62枚 (1枚は欠損) が昔ながらに販売されています。白黒、カラーともに一枚315円。
当時価格は1972年(昭和47年)時点で150円だったようですが、その後、美代ちゃんがデビューされた1973年(昭和48年)以降は、ご承知の通り、第4次中東戦争のあおりで物価が急騰した時期で、価格の推移がイマイチはっきりとしません。

現在のお客さんは、40代以上の人が中心で、今も昔も女性が多いとのことです。
美代ちゃんのは「あ」行なので、真っ先に見つけることができます。
また、通販でも買えるとのことで、先にカタログを送ってもらってから申し込むのは昔と同じです。ちなみに、カタログはカラーコピーに変わり、また、切手代用はもうダメなのだそうです。通販の場合は一枚350円になるそうです (2013年2月14日現在)。