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寺内貫太郎一家2
放送日
1975年(昭和50年)4月16日~11月5日 水曜21:00から 全30回
放送局
TBS(東京)・CBC(名古屋)・MBS(大阪)・RKB(福岡)・HBC(北海道)
提供
花王石鹸、トヨタ自動車
挿入歌
23才 北へ帰ろう ひとりだち
ロケ地
東京都台東区 上野恩賜公園 寛永寺 谷中霊園 国鉄上野駅ほか

概略
お手伝いさんのミヨちゃんは、石屋の寺内家では家族同然で、旦那さんの貫太郎が癇癪を起して取っ組み合いのけんかを始めると、あたかも始まるタイミングを知っていたかのように同郷のおばあちゃんと食卓をかつぎ退避し、いつも指先を切った手袋をしているおばあちゃんが------ここから先が前作とは違うドラマ。寺内家の食事はより種類が豊富で豪華になり、献立表が世間に公開されるようにもなった。

前作から家族や従業員などの構成が変更されていて、寺内貫太郎一家シリーズは「時間ですよ」のような続きものではないが、同じコンセプトの続編ドラマである。寺内貫太郎一家2で変わったのは、登場人物の一部変更のほか、なんとなく貫太郎の性格が少し丸くなったこと、おばあちゃんの部屋のポスターがなくなったこと、周平が突然いなくなるというより突然帰ってくるようになったこと、屋外ロケのシーンが増えたこと、そしてなにより美代ちゃんが歌を歌われなくなったことである。美代ちゃんは、番組のマスコット的な役割を払拭され、演技一本に集中された。

番組には、前作が幅広く視聴者に受け入れられていたのに対し、批判的意見も寄せられるようになった。それだけよりシリアスなテーマが取り入れられていた。最終回、ミヨちゃんは寺内家を去っていき、美代ちゃんはお手伝いさん的なパターンの役柄から卒業されることになるが、本当にこんな住み込みのお手伝いさんがいるかのように、見る人を感情移入させてしまうリアルな演技が、寺内貫太郎一家2には詰め込まれている。

配役
相馬美代子
浅田美代子
新潟から出てきたお手伝いさん ミヨちゃん
寺内貫太郎
小林亜星
東京の谷中で推定3代続いている石貫の当主 太っている
寺内里子
加藤治子
おかみさん 相変わらず美人で上品で優しい
寺内きん
悠木千帆
おばあちゃん 相変わらずごはんの食べ方が汚い
寺内節子
風吹ジュン
寺内家の長女 兄が起こした事件が元で縁談を逃す
寺内大助
谷隼人
寺内家長男 魔がさした事件で執行猶予中
寺内周平
西城秀樹
寺内家次男 時々家に帰ってくる
寺内タエ
池波志乃
大助の嫁 元々大助が起した事件の被害者だった
流し
徳久広司
夜になるとギターを持って石貫の前の路地を歌いながら歩く

ボク
美代ちゃんの愛犬 一話だけ登場し流しの行く手を阻んだ