おしなべて1/3ぐらいが女の子からの手紙だったそうです。はじめて貰ったファンレターも女の子からのもので、それは「時間ですよ」のオーディションに応募した女の子からだったとのことです。自分の分も頑張ってほしいと。

ピーク時には、1日に800通を超えるファンレターが届いていたとか。返事なんかもらえるわけがないし、第一、単純に考えても全部読むことなど不可能でしょう。

後になって知ったことですが、事務所に係の人がいて、おかしなものがないか一通一通チェックし、美代ちゃんに渡すもの、渡さないものを仕分けしていたそうです。
このことに関連して、人気の影に妬みありで、ある男性人気歌手のファンの女の子から心無い手紙が届いていたということも、一時、話題になりました。1日数十通はそのような手紙がまぎれていたそうです。美代ちゃんも相当に心痛されていました。

一体、何通が読んでもらえていたのでしょうか。ひょっとすると全部ダメだったのかもしれません。いや、読まれていない方が良かったかもしれないです。「好きな道へ進んでください」と書いて送ったかと思うと「美代ちゃんの歌が聞きたい」などと勝手きわまりない。「必ず迎えに行くから、結婚しないで待っていてください」とは、穴があったら入りたい。

美代ちゃんも同じ意味のことを著書の中に書かれていましたが、えてして男の方が気幼く純情なのです。いまだに「浅田美代子様」とだけは達筆に書けるのがおかしい。