べろりと舌を出す

ご自身がおっしゃっていたこのくせは、ときどき映画やドラマの演技で見かけましたが、レコーディングの時やドラマのリハーサルの時などに、よく自然にぺろりと舌を出されていたようです。また、マスクのように口に手をやるというのもご自身のクセとしてご認識されていたようです。「ウソみたい」とおっしゃるのが口癖だというのも有名でした。

記憶に深いのは、小指を立てられるくせ。ドラマの食事シーンなどで、お箸を持ちながら小指を立てておられたのが強く印象に残っています。このサイトの管理人(Kobさん)は、あこがれるあまりにマネをして自分もくせになってしまい、治すのに一苦労したそうです。

美代ちゃんの天真爛漫な、はにかんだような口元の表情も印象的でした。これは当時に、ある方が、たいへんうまい表現をされていたので紹介しておきますと「こどもがご褒美を頂いた時のようなニコニコとした顔」。やや失礼な表現ではありますが、どうでしょうか、ああ、あの表情だ、とピーンときますでしょうか。

美代ちゃんの歌い方の特徴。レコードではなくナマで歌われる時の、例えば、ひとりっ子 甘えっ子の「いじわーるね、あのヒットっ」、虹の架け橋の「ふたりデバッいになるのー」、この胸にこの髪にの「ふりむきながらあルークー」など。

もう一つ。時間待ちの時などに、立ったまま、体の前で片方の腕をＬ字型に、もう片方の垂らした腕を握られるくせ。歌番組などでよく見かけました。美代ちゃんは、左手で右肘のあたりを握られます。これは今も変わらず、同じくせを持っておられます。変わらないです。